大妻女子大学家政学部食物学科・小清水孝子教授、清原康介教授、上杉宰世准教授、深津章子准教授は、大西卓哉宇宙飛行士および油井亀美也宇宙飛行士による国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在ミッションにおいて、健康管理運用業務のうち、栄養管理業務に参加しています。


小清水教授、清原教授、上杉准教授、深津准教授が携わるのは、大西・油井宇宙飛行士の飛行前と飛行中の栄養サポート。


飛行前は、両宇宙飛行士が、各種訓練に万全の体調で臨めるよう、地上での栄養管理をJAXA航空宇宙医師(フライトサージャン)と小清水教授が連携し、支援しています。
飛行中のISS長期滞在中は、アメリカ航空宇宙局(NASA)から毎週送られてくる食事の情報を分析して、摂取エネルギーや栄養素、水分量などの食事に関する検討結果をフライトサージャンにフィードバックしながら、両飛行士の健康を適切に維持し、ISSミッションを無事完遂できるよう貢献します。
また、ISSから送られてくる日本人宇宙飛行士の食事データを分析するためのツールは、清原教授が開発したもので、同ツールの整備も担当します。

本学は、2025年4月~2031年3月までの期間の予定で有人宇宙システム株式会社(JAMSS)が、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)から受注した契約業務「日本人宇宙飛行士健康管理運用業務」のうち、栄養管理業務に参加しています。

■日本人宇宙飛行士ミッションにおける健康管理運用業務の概要
日本人宇宙飛行士に対して、各種訓練やミッションを安全かつ確実に遂行するための健康管理が行われています。特にISS長期滞在中は、微小重力・閉鎖隔離・宇宙放射線被ばくなどがもたらす健康影響リスクを最小化するため、地上から健康状態のモニタリングや評価、対策が行われます。また帰還後には、日常生活への早期復帰と飛行前の体力水準への回復を目的としたリハビリテーションが計画的に行われます。

▼本件に関する問い合わせ先
大妻女子大学 広報・入試センター 広報・募集グループ 
住所:東京都千代田区三番町12
TEL:03-5275-6011
FAX:03-3261-8119


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/
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