株式会社伊藤園(社長:本庄 大介 本社:東京都渋谷区、以下 伊藤園)、宮崎県都城市(市長:池田 宜永、以下都城市)、遠東石塚グリーンペット株式会社(社長:安田 真一 本社:茨城県猿島郡、以下 遠東石塚グリーンペット)、ペットリファインテクノロジー株式会社(社長:伊賀 大悟 本社:神奈川県川崎市、以下 ペットリファインテクノロジー)の4者は、8月6日(水)に「ペットボトル水平リサイクル事業に係る連携協定」を締結しました。


[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2571/115623/600_400_202508061550486892fb4857b22.jpg
左から、株式会社伊藤園 執行役員 永田 幸三氏、都城市 市長 池田 宜永様、
遠東石塚グリーンペット株式会社 営業本部長 顔 宏任様、ペットリファインテクノロジー株式会社取締役 髙尾 正樹様


本協定に基づき、都城市で回収された使用済みペットボトルを、遠東石塚グリーンペットが新たなペットボトルとして再資源化し、伊藤園の飲料製品に使用する「ペットボトル水平リサイクル(ボトルtoボトル)事業」を2026年4月から開始します。
また今回の取組みでは、リサイクル時に発生する残渣を少なくするため、リサイクル工程の中で排出するペット残渣を、ペットリファインテクノロジーが再度ペットボトル樹脂にリサイクルすることで、再資源化率の向上につなげます。

当社は2001年、JAみやざきと茶産地育成事業に関する協定を締結し、全国に先駆けて「茶産地育成事業(新産地事業)」を開始しました。当時、宮崎県内では台風などの自然災害に伴う農作物被害や後継者不足による荒廃農地が課題であった中、自然災害に強く長期の土地利用ができ、茶産地としてのノウハウも活用できる点でお茶の栽培が最適であることから協定締結に至りました。その後2007年にはJAみやざきが当社専用加工ラインとして荒茶加工施設「茶里」を開設しているなど、茶葉の安定的な生産体制を構築しています。

今回、都城市民の皆さまにお飲みいただいた後のペットボトルを水平リサイクルによって再び還元する地域循環型モデルの確立により、宮崎県における持続可能な社会の実現に向けて取組みをさらに進めるとともに、日本国内におけるペットボトルの循環利用への貢献を実現してまいります。


(※)地元の事業者などが主体となって、自治体等と協力しながら荒廃農地などを大規模な茶園へ造成することをサポートするとともに、当社から茶葉の生産に関する技術やノウハウを全面的に提供し、生産された「お~いお茶」専用茶葉などの茶葉を全量買い取りする取組みです。


〇都城市における「ボトルtoボトル」協働事業


[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2571/115623/600_315_202508061533216892f73157bfb.png

《役割分担》


使用済みペットボトル回収 :都城市が市内で回収したペットボトルを都城市にて選別
メカニカルリサイクル :遠東石塚グリーンペットが高品質な再生樹脂を製造
ケミカルリサイクル :ペットリファインテクノロジーがペット残渣を再資源化し、
リサイクル率を向上
再生ペットボトル製造・販売:当社が再生ペット樹脂を使用して「お~いお茶」等の製品を販売


再資源化におけるメカニカルリサイクル工程では、回収した廃ペットボトルのおよそ20%がリサイクル端材(ペット残渣)として排出されます。そこで、排出されたペット残渣をケミカルリサイクルによりペットボトル用樹脂として再生することで、再資源化率を最大10%向上します。
編集部おすすめ