警察庁との「情報連携協定書」締結で被害拡大を防止

オリックス銀行株式会社(本社:東京都港区、社長:寺元 寛治)は、本日、警察庁と「情報連携協定書」を締結し、特殊詐欺等の被害の拡大防止および犯罪の迅速な捜査に向けて、詐欺被害や口座の不正利用が疑われる口座に関する情報提供を開始しましたのでお知らせします。

近年、特殊詐欺やSNS型投資・ロマンス詐欺などの金融犯罪が増加しており、2025年1月~6月に発生した被害額は、それぞれ597.3億円、590.8億円※1と、特殊詐欺においては過去最悪となった前年を大幅に上回るペースで推移しています。
犯罪者は、不正に入手した銀行口座を利用し、金銭の振込先として悪用しています。
こうした事態を受け、警察庁および金融庁は金融機関に対し、預貯金口座の不正利用等防止に向けて、警察への情報連携の強化を要請しました※2。当社もこの要請に賛同し、緊密な情報連携を進めるべく本協定を締結しました。

当社は、詐欺被害や不正な利用が疑われる口座を発見した際、警察への口座情報の提供に協力します。口座での頻繁な入出金取引など、不正取引を検知するモニタリングを通じて得た情報をもとに、警察庁および関係する都道府県警察へ必要な情報提供を行い、犯罪捜査の迅速化と被害拡大の防止に貢献します。

当社は、お客さまを金融犯罪の被害から守り、安全・安心な金融サービスの提供に努めてまいります。

※1 出典:警察庁「令和7年上半期における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値)(令和7年7月31日付)」
※2 出典:警察庁、金融庁「法人口座を含む預貯金口座の不正利用等防止に向けた対策の一層の強化について(令和6年8月23日付)」


本件に関するお問合わせ先
オリックス銀行株式会社 経営企画部 TEL:03-6722-3630
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