米国 Autodesk, Inc. (本社:米国カリフォルニア州/代表取締役社長兼 CEO:アンドリュー・アナグノスト、以下 Autodesk)は、2025 年 9 月 16 日から 18 日(日本時間 9 月 17 日から 19 日)、米国テネシー州ナッシュビルで開催中のデザインと創造の(Design & Make)のカンファレンス「Autodesk University(AU) 2025」において、エージェント型 AI(agentic AI)を活用した新たな取り組みを発表しました。お客様の業務を自動化し、より速く、より創造的に進める未来を支える最新ソリューションです。


オートデスク アシスタント:次世代の AI パートナー

オートデスク アシスタントは、2024 年に初めて発表されて以来、Autodesk Fusion(R) や Autodesk Construction Cloud(R) を利用するお客様を支援する AI ソリューションとして進化を続けています。今回の発表では、ワークフローに自然に統合され、ユーザーデータを保護しながら複数のツールを行き来する必要をなくす体験が強化されました。また、先進的な分析や予測インサイトに基づいて意思決定を最適化する「拡張された実行力」が加わり、さらに会話型プロンプトを通じて文脈を理解し、業界ごとの推奨を提示する能力も備えました。今後、オートデスク アシスタントはすべての Autodesk 製品への統合的な入口として、クロスプロダクトのワークフローをつなぎ、自動化とリアルタイムのインサイト提供を実現することで、チームがより高付加価値な業務に集中できる未来を築いていきます。


MCP サーバー:AI 活用を加速する新基盤
Autodesk はまた、信頼性の高い Model Context Protocol(MCP)サーバーをオートデスク アシスタントに統合することを発表しました。これにより、技術的・経済的な摩擦を軽減しつつ、セキュリティと効率性を兼ね備えた AI 基盤が実現します。あわせて、Autodesk Revit MCP、Model Data Explorer MCP、Fusion Data MCP という 3 つの独立した MCP サーバーを今後数か月で提供予定です。これらは 2025 年秋に feedback.autodesk.com でベータ公開される予定であり、将来的には「Design and Make Marketplace」を通じて、開発者が MCP を活用し、新しいサービスを提供・収益化できるエコシステムの拡大を目指します。


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MCP サーバーの導入は様々な業界で加速しており、Autodesk はその先陣を切っています


API ビジネスモデルの刷新
さらに、Autodesk は API ビジネスモデルの刷新を発表しました。API は設計の自動化やインテリジェントなワークフローの実現に不可欠な基盤であり、その需要は急速に拡大しています。新モデルでは、製品サブスクリプションに含まれる一部の API の利用枠を引き続き提供しつつ、高付加価値の API については一定利用を超えた場合に有償利用が必要となります。この新しい Autodesk Platform Services(APS)モデルは、柔軟かつ予測可能な課金体系を導入することで、お客様がスケールに応じて安心して利用できる環境を整えます。
また、エージェント駆動型の新しい働き方や大規模な自動化にも対応し、信頼性の高い将来対応型のプラットフォームとして進化していきます。
Autodesk は、オートデスク アシスタントの進化、MCP サーバーの提供、API モデルの刷新を通じて、AI を中核に据えたデザインと創造の未来を切り拓いていきます。お客様とともに、より創造的で持続可能な新しい働き方を実現し、業界の未来を加速してまいります。

Autodesk/オートデスクについて
1982 年に設立した Autodesk は、米国サンフランシスコに本社を構え、現在世界約 40 カ国・地域で事業を展開している「デザインと創造」のプラットフォームカンパニーです。サステナブルな建築物から次世代自動車、デジタルファクトリー、最先端技術を駆使した映画やゲームにいたるまで、ありとあらゆるものづくりのデザイン・設計・創造をテクノロジーの力でサポートしています。建設、製造、メディア & エンターテインメント業界における業務の効率化・自動化を促進する業界に特化したソリューションを搭載したインダストリークラウドを提供するほか、部門間のみならず業界全体の連携を実現し、業務プロセスを横断的にサポートする「デザインと創造のプラットフォーム」を展開し、より良い未来を築くべく、新たな可能性に挑戦するすべてのイノベーターを支援しています。
詳細については、https://www.autodesk.com/jp
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