【本件のポイント】
● 小笠原諸島に分布している淡水エビ類は10種とされてきたが、8種と考えられる
● これまで分布を報告されてきた2種の淡水エビ類は、他種と誤認の可能性がある
● 戦前や明治時代の博物館標本が分布域の再検討に貢献
小笠原諸島は本州から約1,000km南に離れ、過去に一度も大陸と陸続きになったことのない海洋島です。
淡水エビ類では、これまでにテナガエビ科とヌマエビ科の計10種(ミナミテナガエビ、ヒラテテナガエビ、コンジンテナガエビ、オガサワラコテナガエビ、オガサワラヌマエビ、コテラヒメヌマエビ、トゲナシヌマエビ、ヤマトヌマエビ、ヒメヌマエビ、ミナミオニヌマエビ)が分布するとされていました。しかしながら、私たちは小笠原諸島でのフィールド調査を進める過程で、いくつかの種の分布に疑念を持ったことから、小笠原諸島における淡水エビ類の分布記録を再検討することにしました。
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人常翔学園 広報室
石村、木下
住所:大阪市旭区大宮5丁目16番1号
TEL:06-6954-4026
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