京都橘大学(京都市山科区、学長:岡田知弘)では、2024年度に公開した、文学部 デジタルアーカイブに、新たに歴史史料10点と書道作品3点を追加し、公開しました。今回の拡充により、公開点数は合計23点となります。



 今年度は、2024年度に公開した史料13点に加え、新たに歴代足利将軍の文書や公家・山科家位記などの歴史資料10点、さらに吉川蕉仙(京都橘大学名誉教授)の書道作品3点を追加公開しました。
 なかでも、室町幕府の将軍・足利義持が自ら筆をとって命を下した「直筆の御内書」は、将軍の肉筆がそのまま残る稀少な史料です。また公家・山科言継・言経二代の位記は、誰がいつどの位に叙されたのかを公式に記した「身分の証明書」で、室町期から近世初頭の位記は残存例が少なく極めて貴重なうえ、故実に則って作成された言経位記と故実から外れた言継位記を比較することでそれぞれの時代相をうかがうことができます。
 文学部デジタルアーカイブでは、本学文学部教員による史料解説も併載し、史料の歴史的背景や学術的意義を学内外にわかりやすく伝えています(収録データの一部は所定の手続きを経て二次利用が可能)。
 京都橘大学文学部は、今後も史料の公開拡充を進め、研究者・学生の学術研究活動を支援するとともに、教育資源としての利活用を促進し、文化遺産の継承と普及に寄与していきたいと考えています。

【文学部デジタルアーカイブの特徴】
歴史史料:足利歴代将軍の文書や北野社宮仕家関係文書、山科家位記、古地図や高札など、日本の歴史を語る貴重な歴史史料を収蔵・公開。
文学史料:正岡子規が加藤雪腸に宛てた書簡を公開。
書道作品:日本の書道界を代表する吉川蕉仙(京都橘大学名誉教授)の「藤村いろは歌留多」 「驀直去」「闇を重ねて光を生み出す」「林壑翛然絶塵迹」の書道作品4点を公開。 

【公開日程とアクセス方法】
文学部デジタルアーカイブの新たな史料は、12月8日(月)より京都橘大学のウェブサイトにて公開しています。アクセスは無料で、パソコンやスマートフォン、タブレットなど様々なデバイスに対応しています。


■文学部デジタルアーカイブ URL:https://www.tachibana-u.ac.jp/documents_and_works/

▼本件に関する問い合わせ先
京都橘大学 企画部 広報課
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メール:pub@tachibana-u.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/
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