~3月2日(月)に発行記念イベントを開催~
[お知らせ]
2026年2月26日
公益財団法人日本デザイン振興会
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公益財団法人日本デザイン振興会(所在地:東京都港区、以下JDP)は、2026年2月26日 (木)に「2025年度フォーカス・イシュー」を発表しました。2025年度フォーカス・イシューのテーマは、「デザインの自由と解放」です。
グッドデザイン賞は1957年から続く日本を代表する世界的なデザイン賞として、シンボルマークの「Gマーク」を通じて広く知られています。グッドデザイン賞の重要な役割の一つに、次なる社会に向けた可能性や課題の発見があります。グッドデザイン賞の審査を通じて、デザインの新たな可能性を考え、提言する活動が「フォーカス・イシュー」で、2015年の開始から今年で11年目となります。
今回公開した「2025年度フォーカス・イシュー」は全48ページのレポート(PDF)としてまとめられグッドデザイン賞ウェブサイトに掲載するほか、印刷版を冊子として配布します。
2025年度フォーカス・イシューは、2025年度グッドデザイン賞審査委員長の齋藤精一氏、副委員長の倉本仁氏、永山祐子氏の3名がディレクターを務め、外部有識者として、中村寛氏、太田直樹氏、林亜季氏の3名がリサーチャーとして参加しました。この6名が今回のテーマである「デザインの自由と解放」に焦点を当て、6つの提言とそれに紐づくグッドデザイン賞受賞事例を紹介しています。
また、リサーチャー3名による、鳥井信吾氏(大阪商工会議所会頭、サントリーホールディングス株式会社代表取締役副会長)、永野大輔氏(ソニー企業株式会社代表取締役社長)らとの特別対談も掲載しています。
今回のフォーカス・イシューでは、読者が自分なりの一歩を踏み出すことを後押しするために、諸課題に対するデザインを通じた解決のヒントを提示するとともに、今後の社会の進むべき方向について提言を行っています。
<2025年度フォーカス・イシュー>
発表日:2026年2月26日(木)
公開サイト:
・グッドデザイン賞ウェブサイト(ドットジーグッドデザインジャーナル)
https://journal.g-mark.org/posts/focusedissues2025_003
・フォーカス・イシュー全文(PDF)
https://archive.jidp.or.jp/focusedissues/gda_focused_issues_report2025.pdf
テーマ名:「デザインの自由と解放」
近年、デザインの力がより一層、社会のあらゆる領域に浸透し、拡張してきました。そのことは多くの人々を勇気づけたはずで、かつてはそうではなかったであろう人々が、今や自らの活動を「デザイン」であると認識しはじめています。
その一方で、「デザイン」という言葉が持つ意味合いが、固着してきている側面もあるのではないでしょうか。「ここまではデザインで、ここからはそうではない」。
そして、「解放」の先にあるのが、第二の柱である「自由」です。この「自由」とは、単なる放任とイコールではありません。自らの意志で「こうありたい」と方向を定め、その実現のための道筋を主体的に選び取ること。そして、その選択の責任を自ら引き受ける覚悟を持つこと。これらを含めて、私たちは「自由」と呼びたいと考えています。受賞作の多くも、既存の選択肢の中から正解を探すのではなく、「こうしたい」という強い意志によって、新たな道を切り拓いてきました。
「自由と解放のデザイン」ではなく、「デザインの自由と解放」としたのは、まず「デザインする側」が主体的に自由になることが必要だからです。
デザインの力を信じ続けてほしい。一人のひらめきや熱量が世の中を動かすことができると信じ、行動し続けてほしい─本年度のテーマには、そんな願いが込められています。
2025年度6つの提言:
【提言1】デザインの自由と解放 - 齋藤精一
【提言2】デザインに「情緒」を取り戻す - 倉本仁
【提言3】「未来の当たり前」のために挑戦し続ける - 永山祐子
【提言4】アーキテクチャから余白と更新を生み出す - 太田直樹
【提言5】野生のファイナンスで、土着の生活リズムを守る - 中村寛
【提言6】遠心力の時代に、「求心力」をデザインする - 林亜季
スペシャルインタビュー企画:
リサーチャー3名と各界の有識者との対談を掲載しています。
・吉田田 タカシ × 坂本 大祐 × 太田 直樹
大賞受賞から3年、チロル堂に見る「意識変容」のデザイン
(吉田田 タカシ プロフィール)
教育者・デザイナー・音楽家。アートスクール「アトリエe.f.t.」代表。「チロル堂」共同代表。不登校から社会を考える「トーキョーコーヒー」代表。「DOBERMAN」ボーカル。著書に『「いきたくない」もわるくない?』
(坂本 大祐 プロフィール)
クリエイティブディレクター。奈良県東吉野村に2006年移住。2016年「合同会社オフィスキャンプ」を設立。2022年「まほうのだがしやチロル堂」がグッドデザイン大賞を受賞。2023年「LIVE DESIGN School」を開校。
・永野 大輔 × 中村 寛
銀座に具現化した「余白」のデザイン
(永野 大輔 プロフィール)
1992年にソニー入社。営業、マーケティング、経営戦略、CEO室などを経て2017年から現職。
・鳥井 信吾 × 林 亜季
半世紀前から「デザインは経営資本」。デザインと経営の幸福な関係とは?
(鳥井 信吾 プロフィール)
1983年サントリー入社。02年、3代目マスターブレンダーとしてウイスキーの品質向上に貢献し、14年サントリーHD副会長。関西経済同友会代表幹事などを経て22年大阪商工会議所会頭に就任。「やってみなはれ」の精神で、関西の経済・文化・地域振興を牽引する。
<フォーカス・イシュー・ディレクター>
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齋藤 精一
クリエイティブディレクター パノラマティクス 主宰 2025年度グッドデザイン賞審査委員長
1975年神奈川県生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学び、2000年からニューヨークで活動を開始。03年の越後妻有アートトリエンナーレでアーティストに選出されたのを機に帰国。フリーランスとして活動後、06年株式会社ライゾマティクス(現:株式会社アブストラクトエンジン)を設立。社内アーキテクチャー部門「パノラマティクス」を率い、現在では、行政や企業などの企画、実装アドバイザーも数多く行う。2020年ドバイ万博日本館クリエイティブ・アドバイザー。
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倉本 仁
プロダクトデザイナー JIN KURAMOTO STUDIO代表取締役 2025年度グッドデザイン賞審査副委員長
1976年生まれ。家電メーカー勤務を経て、2008年JIN KURAMOTOSTUDIOを設立。プロジェクトのコンセプトやストーリーを明快な造形表現で伝えるアプローチで家具、家電製品、アイウェアから自動車まで多彩なジャンルのデザイン開発に携わる。金沢美術工芸大学客員教授、武蔵野美術大学/東京藝術大学非常勤講師。
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永山 祐子
建築家 有限会社永山祐子建築設計 取締役 2025年度グッドデザイン賞審査副委員長
1975年東京生まれ。青木淳建築計画事務所を経て2002年永山祐子建築設計設立。主な仕事に「豊島横尾館」「ドバイ国際博覧会日本館」「東急歌舞伎町タワー」、大阪・関西万博「ウーマンズ パビリオン」と「パナソニックグループパビリオン『ノモの国』」など。JIA新人賞(2014)、山梨県建築文化賞、東京建築賞優秀賞(2018)、照明デザイン賞最優秀賞(2021)、WAF Highly Commended(2022)、IFデザイン賞(2023)など。現在「TorchTower」などの計画が進行中。
<フォーカス・イシュー・リサーチャー>
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太田 直樹
共創パートナー 株式会社 New Stories代表取締役社長
2014年まで、ボストンコンサルティングの経営メンバーとして、アジアのテクノロジーグループを統括。2015年から17年まで、総務大臣補佐官として、デジタル戦略と地方創生の政策策定に従事。
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中村 寛
人類学者 多摩美術大学教授、アトリエ・アンソロポロジー代表 KESIKI Inc. Insight Design担当
文化人類学者。デザイン人類学者。多摩美術大学リベラルアーツセンター教授。アトリエ・アンソロポロジー合同会社代表。KESIKI Inc.でInsight Design担当。「周縁」における暴力や脱暴力のソーシャル・デザインといった研究テーマに取り組む一方、様々な企業、デザイナー、経営者と社会実装を行う。多摩美術大学では、サーキュラー・オフィスやTama Design University Division of Design Anthropology をリード。著書に『アメリカの「周縁」をあるく 旅する人類学』(平凡社、2021)、『残響のハーレム ストリートに生きるムスリムたちの声』(共和国、2015)など。
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林 亜季
編集者/経営者 株式会社ブランドジャーナリズム代表取締役
2009年、朝日新聞社に記者として入社。
フォーカス・イシュー2025 発行記念イベント「デザインの自由と解放」
日時:3月2日(月)13:15-20:45
お申し込み: https://gda-focusedissues2025.peatix.com/
登壇者:(敬称略)
セッション1|13:30-14:25
提言:遠心力の時代に「求心力」をデザインする
登壇者:林亜季、金泉俊輔 (NewsPicks Studios 代表)、佐藤留美(NewsPicks編集長)
セッション2|14:30-15:25
提言:デザインに「情緒」を取り戻す
登壇者:倉本仁、原田優輝・山田泰巨(デザインの手前)、川田学(ヤマハ株式会社 技術本部 デザイン研究所・研究所長)
セッション3|15:30-16:25
提言:野生のファイナンスで、土着の生活リズムを守る
登壇者:中村寛、山下正太郎 (WORKSIGHT 編集長)、溝渕由樹 (B Market Builder Japan 共同代表)
セッション4|16:30-17:25
提言:「未来の当たり前」のために挑戦し続ける
登壇者:永山祐子、後藤あゆみ (Featured Projects 共同代表) 、永野大輔(ソニー企業株式会社 代表取締役社長 ・チーフブランディングオフィサー)
セッション5|17:30-18:25
提言:アーキテクチャから余白と更新を生み出す
登壇者:太田直樹、小松尚平 (Designship 理事) 、深尾昌峰 (龍谷大学 副学長)
セッション6|18:30-19:30
提言:デザインの自由と解放
登壇者:齋藤精一、臼井重雄(パナソニックホールディングス執行役員)、堀切和久 (富士フイルムホールディングス 執行役員)
公開会議|19:30-20:45
登壇者:齋藤精一、倉本仁、永山祐子、太田直樹、中村寛、林亜季、臼井重雄、堀切和久
『NewsPicks』『デザインの手前』『WORKSIGHT』『Featured Projects』『Designship』という5つのメディア/プロジェクトに携わるプレイヤーが企画協力・モデレーターを担当。イシューチームそれぞれと、提言に関連したセッションを設定*して、全6つのトークを通し、「自由と解放」というテーマを深めていきます。(*セッション6を除く)
本件に関するお問合わせ先
公益財団法人日本デザイン振興会 広報窓口
E-mail:press@jidp.or.jp
関連リンク
フォーカス・イシュー全文(PDF)
https://archive.jidp.or.jp/focusedissues/gda_focused_issues_report2025.pdf
ドットジーグッドデザインジャーナル
https://journal.g-mark.org/posts/focusedissues2025_003
グッドデザイン賞サイト
https://www.g-mark.org/