株式会社LIXIL(以下LIXIL)は、製品のライフサイクルにおける「つくる」「つかう」「もどす」の3つのステージで、環境に与える負荷を可能な限り低減する製品開発を行っています。そして、この度、お風呂をつくる、つかう、もどすの3つのステージを紹介する特設サイト「リクシルのバスツアー」を公開しました。
HP:https://s.lixil.com/bath-tour_20260330
[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2979/131704/700_367_2026033010234869c9d0a491bd0.jpg
【つくる】製造過程の効率化・再生可能エネルギーへの代替でCO₂排出量を47%削減※1
まずは「つくる」工程での取り組みについてご紹介します。LIXILは、筑波工場(茨城県)、上野緑工場(三重県)、佐賀工場(佐賀県)と全国3か所の工場で浴室を製造しています。いずれの工場でも、日々製造過程の効率化および再生可能エネルギーへの転換を推進したことによって、3工場における2025年3月期のCO₂年間排出量は、2019年3月期比で47%削減※1を達成しました。
[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2979/131704/200_177_2026033010240469c9d0b4f14e9.png
具体的な取り組みとしては、床材や浴槽の製造はプレス機を使用していますが、筑波工場と上野緑工場では2台同時に製造可能なタンデム成形を取り入れることで、製造効率をあげるだけでなく、エネルギー消費を抑えています。
[画像3]https://digitalpr.jp/simg/2979/131704/150_194_2026033010240469c9d0b4ca500.png
また、多くのエネルギーが必要な大型成形設備においては、アイドリングストップや、蒸気・エアーのロス診断などに取り組み、サーモカメラを用いた日々の点検でエネルギー漏れの確認を細かく行うことで、エネルギー消費の削減につなげています。
※1 2025年3月期と2019年3月期の比較
CO₂排出量=(電力・燃料使用量)×(CO₂排出係数)。
購入電力(日本):電力事業者別CO₂排出係数。
燃料:温対法「温室効果ガス排出量 算定・報告・公表制度」におけるCO₂排出係数。
また、ガスではなく電気エネルギーを使用することで、再生可能エネルギーへの切り替えも進めています。工場の食堂では、ガス厨房から電気厨房に置き換え、体験入浴用の給湯器も電気のものに変更しました。一部の建屋では太陽光発電を導入し、工場内で使う電気エネルギーを再生可能エネルギーへと置き換えています。このように、小さなことも積み重ねることで、工場でのCO₂排出量削減につなげています。
[画像4]https://digitalpr.jp/simg/2979/131704/150_117_2026033010234869c9d0a48daf9.png
その他にも運送においては、資材調達や工場間の輸送の一部を、トラックから鉄道や船舶に転換する「モーダルシフト」を導入しています。この取り組みにより、年間336台分のトラック運送を「モーダルシフト」することができ、年間216.8tのCO₂排出量を削減※2しています。
※2 2023年実績
トラック輸送は改良トンキロ法にて算出、鉄道・船舶は従来トンキロ法にて算出。
CO₂排出原単位)鉄道:20g-CO₂/トンkm、船舶:43g-CO₂/トンkm
【つかう】節水や省エネを考えた製品開発
次は「つかう」部分での取り組みについてご紹介します。キーワードは「節水」と「断熱」です。LIXILでは、節水性能の高いシャワーヘッドと、従来品より満水容量を35L削減した浴槽をご提供しています。
[画像5]https://digitalpr.jp/simg/2979/131704/150_150_2026033010240469c9d0b4ce724.jpeg
節水性能の高いシャワーヘッド「エコアクアシャワーSPA」は、水に空気を含ませることで手元で止水ができるスイッチ付きの場合、従来品より約50%の節水となります。また、お湯の使用量を減らせるので省エネにもつながります。
エコアクアシャワーSPA(試算条件等はこちら):https://www.lixil.co.jp/lineup/faucet/ecoaquaspa/feature/#anchor05
浴槽は、半身浴ができるベンチ付きの節水型浴槽「エコベンチ浴槽」にすることで、1600サイズの場合、満水容量を従来より35L削減でき、節水できることから省エネにもつながります。
また、浴槽とフタの両方に保温構造を採用した「サーモバスS」にすると、お湯が冷めづらく、節約にもつながり、年間で約42kgのCO₂排出量の削減※3になります。
サーモバスS:https://www.lixil.co.jp/lineup/bathroom/s/choice/feature/article7.htm
※3:試算条件ユニットバス周辺温度10℃±2℃の環境下で、4時間後の温度低下が保温なし浴槽:7℃・サーモバスS:2.5℃以下(半年間は温度低下が半分)で、浴槽実用水量:157L、追いだき回数:1回/日、年間入浴日数:335日、ふろ部燃焼効率80%の給湯器で、給湯後4時間後に追いだきした場合で算出。(2026年3月時点)
CO₂排出係数
電気:0.463kgCO₂/kWh、水道:0.49kgCO₂/m³、都市ガス:2.23kgCO₂/m³、プロパンガス:5.98kgCO₂/m³
数値はあくまで目安であり、記載どおりのCO₂排出量の削減を保証するものではありません。
また、LIXILでは少しでも長くきれいにお使いいただけるよう、お手入れのしやすい製品開発やお手入れ方法についての公開をしています。
HP:https://www.lixil.co.jp/support/clean/bathroom.htm
さらに、お使いいただく中で、部品の劣化や故障が起きたり、ライフスタイルの変化により手すりを増設する必要が生じた際、部品を手軽に購入できる「LIXILストア」や、施工の発生する部品の交換や取り付けを申し込める「LIXILオンラインショップ」もご用意しています。
そして、部品購入の際、浴室ドアの上部に貼られた管理ナンバーシールから、どの品番を買い替えれば良いか簡単にわかるよう工夫も施しています。シールに記載された製造番号を「LIXIL部品ナビ」の検索欄に入力していただくことで、ご自宅のお風呂に適合する部品をご案内いたします。
LIXILストア:https://store.lixil.co.jp/
LIXILオンラインショップ:https://www.lixil-online.com/
LIXIL部品ナビ:https://buhinnavi.lixil.co.jp/
【もどす】業界に先駆けた取り組みで、一部の浴槽素材のリサイクルを実現
最後は「もどす」部分の取り組みについてご紹介します。
限られた資源を大切に使うためには、ただ廃棄するのではなく循環させることが重要です。しかし、浴槽などの素材として広く普及している防水性や耐久性に優れているFRP(繊維強化プラスチック)は、熱硬化性樹脂にガラス繊維等を組み合わせた複合素材のため、素材を分離してリサイクルすることが難しく、現状は不要となったFRPの多くは埋め立てや焼却処分されています。LIXILの浴室工場では、製造工程内で排出される廃FRPを粉砕し、セメントの原燃料にする「サーマルリカバリー※4」を採用してきましたが、さらなる再資源化率※5向上のため、熱回収(焼却)に頼らないリサイクルの推進を検討していました。そして、2025年1月10日より、再資源化事業計画認定※6企業である宏幸株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:高谷宗良)と協業することで、LIXIL筑波工場から排出される廃FRPを、すべてマテリアルリサイクル※7することが可能になりました。これにより、LIXILの浴室工場全体のFRP廃棄量の約半分が再資源化され、浴室工場全体の廃棄物の再資源化率は86.2%※8となります。
※4:廃棄物を燃やすときに発生する「熱エネルギー」を回収して利用するリサイクル方法
※5:ここではマテリアルリサイクル、ケミカルリサイクルできている割合を示す
※6:https://plastic-circulation.env.go.jp/about/pro/haishutsu
※7:廃棄物を新たな製品の原料として再利用するリサイクル方法
※8:23年4月~24年3月実績より
LIXILプレスリリース 2025年1月15日 :https://newsroom.lixil.com/ja/2025011501
[画像6]https://digitalpr.jp/simg/2979/131704/200_149_2026033010240569c9d0b50f0e7.jpg
また、容器の包装や物流の梱包などのプラスチック使用量を減らし、リサイクル材や再生可能な素材も積極的に活用しています。その一つとして、製品輸送時の保護フィルムの使用量を削減するため、繰り返し使える「リターナブルコンテナ」を導入しています。
1995年から「リターナブルコンテナ」の導入をし、2023年には、保護フィルムの使用量を前年比2.5トンまで減らすことができました。コンテナに製品をまとめて納めることで、手積みで一つ一つ行っていた作業を減らし、大型トラックから現場に向かう小型トラックへの載せ替えもスムーズに行うことができ、物流の効率化にも貢献しています。
そのほかにも、浴室ドア※9では、原材料にリサイクルアルミを使用することでアルミ新地金のみで製造した場合と比較してCO₂排出量を約50%削減※10する循環型低炭素アルミ「PremiAL」を標準採用しています。
PremiALについて:https://www.lixil.co.jp/lineup/s/premial/release2025/
※9 一部のドアを除く
※10 社内試算による
詳細は特設サイト「リクシルのバスツアー」でご紹介
「つくる」「つかう」「もどす」の3ステップに分けて、LIXILの浴室に関する環境への取り組みをご紹介いたしました。そして、この度公開した特設サイト「リクシルのバスツアー」でもご紹介しています。
リクシルのバスツアー:https://s.lixil.com/bath-tour_20260330
■担当者コメント
LIXIL 浴室事業部 浴室CE戦略推進部 部長
和田 錬(わだ かん)
[画像7]https://digitalpr.jp/simg/2979/131704/150_146_2026033010234869c9d0a48d027.png
「入浴文化を豊かにすること」その使命の先に私たちが描くのは、サーキュラーエコノミーによる持続可能な社会の姿です。しかし、理想とする資源循環の形は、まだ完成の途上にあります。素材の再資源化やエネルギー効率の向上など、技術や社会の常識が激しく変化する中で、私たちは昨日までの正解に安住することなく、果敢に挑戦し続けます。
モノが溢れる時代、私たちが問うべきは『なぜそれを作るのか』という根本の意義です。その答えを、製品を通じたお客さまとの永続的なつながりの中に求め、豊かな入浴文化と地球環境が共鳴する未来に向けて、一歩ずつ、確実にアップデートし続けてまいります。
「リクシルのバスツアー」は、私たちが現在向き合っている資源循環の旅の記録であり、さらなる高みを目指す決意表明でもあります。お客さまにわかりやすく環境への取り組みを伝えるサイトを通じて、より一層LIXILのお風呂に関心を持っていただけることを願っています。
About LIXIL
LIXILは、世界中の誰もが願う豊かで快適な住まいを実現するために、日々の暮らしの課題を解決する先進的なトイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり製品と窓、ドア、インテリア、エクステリアなどの建材製品を開発、提供しています。ものづくりの伝統を礎に、INAX、GROHE、American Standard、TOSTEMをはじめとする数々の製品ブランドを通して、世界をリードする技術やイノベーションで、人びとのより良い暮らしに貢献しています。現在約53,000人の従業員を擁し、世界150カ国以上で事業を展開するLIXILは、生活者の視点に立った製品を提供することで、毎日世界で10億人以上の人びとの暮らしを支えています。
株式会社LIXIL(証券コード: 5938)は、2025年3月期に1兆5,047億円の連結売上高を計上しています。
LIXILグローバルサイト:https://www.lixil.com/jp/
関連リンク
リクシルのバスツアー
https://www.lixil.co.jp/lineup/bathroom/s/bath-tour/?utm_source=release&utm_medium=url&utm_campaign=0331
エコアクアシャワーSPA
https://www.lixil.co.jp/lineup/faucet/ecoaquaspa/feature/#anchor05
サーモバスS
https://www.lixil.co.jp/lineup/bathroom/s/choice/feature/article7.htm
浴室のお手入れ・お掃除方法
https://www.lixil.co.jp/support/clean/bathroom.htm
LIXILストア
https://store.lixil.co.jp/
LIXILオンラインショップ
https://www.lixil-online.com/
LIXIL部品ナビ
https://buhinnavi.lixil.co.jp/
PremiALについて
https://www.lixil.co.jp/lineup/s/premial/release2025/
LIXILグローバルサイト
https://www.lixil.com/jp/