これにより、早ければ令和5(2023)年にも第1回目の国家試験が実施され、国家資格「愛玩動物看護師」が誕生します。
本件に関し、動物看護のパイオニアとして50年以上に渡り教育・研究に邁進して参りました学校法人ヤマザキ学園 (東京都渋谷区松濤2-3-10)は、理事長 山崎薫(一般社団法人日本動物看護職協会 動物看護師国家資格化推進委員会委員長)のコメントを以下の通り発表いたします。
この度、永年の念願でございました「愛玩動物看護師法」がついに成立いたしました。
立法にあたりましては、多くの皆様のご理解とご尽力の賜物と衷心より御礼申し上げます。
「愛玩動物看護師」は、高度化・多様化する動物医療において獣医師とチーム医療体制を構築するとともに、動物の愛護及び適正な飼養において人と動物との共生社会の実現や終生飼養の推進に貢献します。
愛玩動物看護師の資格は英国、米国、オーストラリア等の国際社会においてはすでに国家資格として認められていましたが、日本においてもペット先進諸国に一歩近づくことができました。少子高齢化が世界でいち早く進む日本で、家族の一員としてのコンパニオン・アニマル(伴侶動物)の存在はより重要な意味を持つようになり、獣医師や飼い主に寄り添うアジアで初めてとなる国家資格「愛玩動物看護師」に求められる社会的役割と期待は今後一層大きくなるものと思われます。この度の「愛玩動物看護師法」の成立は、先日7年ぶりに改正された「動物の愛護及び管理に関する法律」とあわせて、日本の社会環境の変化に伴う人と動物の平和で豊かな共生社会の実現に資するものと確信しております。