宇宙×農業ベンチャーの天地人、欧州の衛星開発ベンチャーとMOU締結
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『天地人コンパス』の機能拡張を図る
株式会社天地人は、2020年6月1日、独ConstellR社との間でMOU（基本合意書）を締結したと発表した。

天地人は、JAXA（宇宙航空研究開発機構）認定の宇宙ベンチャー。
ConstellR社は、欧州にて衛星開発を手がけるベンチャー企業。このMOU締結により天地人は、同社が開発した土地評価エンジン『天地人コンパス』の機能拡張を図るとしている。

天地人とConstellR社
天地人は、JAXA職員と農業IoT分野における知見のある開発者によって設立された。同社は、地球観測衛星のデータを活用して気候風土の情報を解析できる土地評価エンジン『天地人コンパス』を、独自に開発。美味しい果物をより多く収穫できる場所「ポテンシャル名産地」の発掘プロジェクトなども展開している。

今回同社が提携を開始したConstellR社は、高精度な地表面温度の観測を実現する超小型衛星群の開発を手がけるベンチャー企業。ヨーロッパ最大の研究機関・フラウンホーファーやドイツ航空宇宙センターなどの支援も受けている。

密集地でも、きめ細やかなソリューションを提供
今回の提携により天地人は、ConstellRが持つ地表面温度の衛星データを、『天地人コンパス』に取り込むことが可能となった。この取り込みにより、土地評価サービスの可能性はさらに拡大できると天地人は自負。日本・アジアのような人口密度が高く住宅・農地が密集している地域でも、よりきめ細やかなソリューションの提供が可能になるという。

同社は今後も、宇宙ビッグデータを活用した土地評価サービスの開発・提供を進めるとしている。

（画像はプレスリリースより）

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