新規事業開発の促進などを目的として
日鉄興和不動産株式会社は、2020年8月5日、DNX Venturesの運営ファンドに対して10億円の出資を実施したと発表した。日鉄興和不動産は、不動産分譲事業を核とする総合デベロッパー。
DNX Venturesは、シリコンバレーと東京に拠点を構えるベンチャーキャピタル。日鉄興和不動産の投資はDNX Venturesの3号ファンドに対して実施されており、新規事業開発の促進などを目的としている。
「選ばれ続けるデベロッパー」日鉄興和不動産
日鉄興和不動産は、日本製鉄グループの大規模遊休地開発で培った地域再生の経験・ノウハウを強みとして、総合デベロッパーとしての事業を展開している企業。「人と向き合い、街をつくる。」という企業理念を掲げており、「不動産のプロ集団」として「選ばれ続けるデベロッパー」たるべく、事業領域の拡大も進めている。事業領域拡大を図る中で同社は、ベンチャー企業との協業による中長期的な新規事業開発の促進と、新たな収益源の創出を企図。そのための施策として今回、DNX Venturesが運営する3号ファンドへの出資を行うに至った。
ベンチャーとの協業ノウハウの高度化も目指す
DNX Venturesは、日米市場を中心としてB2Bスタートアップへの投資を手がけている。主な投資領域はクラウドSaaSやサイバーセキュリティーなどであり、投資したスタートアップ企業の数は100社以上におよぶ。日鉄興和不動産は、DNX Venturesのファンドへ出資を実施すると共に、DNX Venturesが提供する支援プログラムにも参加。ベンチャー企業との協業ノウハウの高度化も目指すとしている。
(画像はプレスリリースより)
編集部おすすめ