離床予測による事前通知」のニーズに応える
介護の現場では、高齢者が不用意な離床による怪我の危険や転倒後の寝たきりのリスクが問題視されており、離床事故を防止するための見回りなど介護者への負担が増加している。

こうした背景から従来技術としては、センサーを踏む圧力による通知などがあるが、通知のタイミングが遅く、「離床予測による事前通知」のニーズが高まっている。


ジョージ・アンド・ショーン株式会社(以下、G&S)は、2020年9月10日、高齢者の離床タイミングをAIによって予測する「離床予測システム」を提供開始したことを発表した。

独自のAIシステム解析を使用
同システムでは、心拍や寝返りなどを計測するベッドセンサーと、室温・照度などを計測する環境センサーを使用し、独自のAI解析により“離床する可能性”について予測する。

予測は、離床するタイミングの約30分前で、介護者の使用するPC・タブレット・スマートフォン等の端末へ通知をする仕組みである。

同システムの導入により、介護者の負荷軽減につながるとともに、被介護者に接近しての安否確認の頻度を減らすことができるため、ウィズコロナの介護スタイルを劇的に変えることが期待される。

(画像はプレスリリースより)

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