新幹線・特急を活用して鮮魚を販売
JR東日本スタートアップ株式会社は、2020年10月16日、新幹線・特急の荷物輸送を活用した鮮魚の宅配・店頭販売を行うと発表した。

同社は、JR東日本グループにおいてベンチャー出資を展開している企業。
鮮魚の宅配・店頭販売は、同社のスタートアッププログラム採択企業である株式会社フーディソンおよびCBcloud株式会社と共に、同年10月23日より開始される。

駅・鉄道などを活用した事業案を募る
JR東日本スタートアップ株式会社は、ベンチャー企業への出資と共に、事業シーズや先端技術の調査・発掘、またJR東日本グループとの協業推進なども手がけている。また、駅・鉄道などを活用した事業案を募るスタートアッププログラムも展開。同プログラムでは、一部の取り組みが既に実用化されている。

今回の鮮魚販売において同社と協働する株式会社フーディソンは、ITを活用した水産流通プラットフォームや、鮮魚専門店『sakana bacca』の運営などを手がける企業。CBcloud株式会社は、物流を現場からスマートに変革する物流DXシステム『SmaRyu』の提供などを手がけている。

新しい水産流通実現に向けて協業
今回開始される鮮魚販売では、新幹線・特急荷物輸送と、株式会社フーディソンのプラットフォームを活用。朝の新潟港で競りにかけられた鮮魚と、大洗港で獲れたばかりの生しらすを、東京の品川駅と五反田駅にて購入可能にした。店舗から陸路輸送は、CBcloud株式会社が担っている。

JR東日本スタートアップ株式会社は今後も、新しい水産流通実現に向けて協業を推進するとしている。

(画像はプレスリリースより)

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