U-MAPは、国立大学法人名古屋大学発の素材ベンチャーであり、世界最高水準の放熱性と信頼性を兼ね備えた、自動車用パワーモジュールに使用される電気回路基板の開発が行われることになる。
なお、この技術は、電気自動車のみならず、様々な産業機械や再生可能エネルギー分野への利用も有効であり、効率化の観点からも有効な技術と言えそうである。
場合によっては、基板そのものが焼けることもあり、機器の焼損、設備や建屋の火災につながることもある。
今回は電気自動車に使用することが想定されているが、焼損や火災が起きた場合の状況がどうなるかは想像に容易い。
現在、この機器外部への放熱を、基板にヒートシンクと呼ばれる放熱板や放熱シートなどを用いて行っているが、100パーセントの放熱効率には程遠く、基板の放熱設計は難しいとされている。
新しい放熱技術の研究開発が進むことで、より効率的にエネルギーを利用できると期待される。
(画像はプレスリリースより)