生物が脳や細胞において、非常に微小な力が神経伝達や情報処理を担っていることが判明しているが、コンピュータと比較しても消費エネルギーが比べ物にならないほど微小である。
今回は、DNAによるコイル状バネを利用することで、この微小な力を計測することが可能となったため、将来新しい原理で動く情報処理システムの開発に寄与すると期待される。
サブピコニュートンという非常に微小な力の計測を可能としただけでなく、同時にバネの伸縮をナノメートルで計測することや、伸縮の向きも計測可能となり、力による変化をとらえることができる。
これらのメカニズム解析が進むことにより、莫大な電力エネルギーを必要とする現在のコンピュータの省エネ化につながると期待される。
(画像はプレスリリースより)