なお、新型RO膜法採用や膜ユニット多段配置などにより、高圧ポンプ稼働時におけるエネルギー消費量が、従来型RO膜法システムに比べ約2割のエネルギー削減されている。
この事業は、日本技術である「Mega-ton Water System」を用いており、海水から1日1万トンの飲料水を精製することが可能である。
以前は、豊富な石油資源を燃焼させることで海水を蒸発させ、再冷却することで淡水を得ていたが、この方法ではエネルギー消費量が大きく環境負荷も大きいものであった。
近年サウジアラビアでは水不足が深刻な問題となっており、海水を飲用できる淡水に変えるための効率化が重要課題となっているが、今後は、更に施設を増やすことで、水不足の解消に繋がると考えられる。
(画像はプレスリリースより)