これにより「ChargeSPOT」のユーザーは、同アプリから電動機付き自転車や傘、ワーキングスペースなど「ShareSPOT」を通じて提供されている複数のシェアリングサービスを直に利用可能となる。
利用方法はごくシンプル。「ChargeSPOT」アプリを開くと、新たなUIでは画面上部に「ShareSPOT」タブが表示されるようになっているため、まずこのタブをタップする。
すると「ShareSPOT」で利用可能な参画サービスが地図上にピンで表示される。この中から、利用したいサービスのロケーションピンをタップし、QRコードをスキャンすればよい。
個別に会員登録を行ったり、専用アプリをダウンロードしたりする必要は一切なく、すべてを「ChargeSPOT」アプリひとつで使えるようになる仕組みだ。
現時点での参画サービスは、「ChargeSPOT」のほか、自転車シェアリングの「bike share service」、傘のシェアリング「アイカサ」、コワーキングスペース・シェアオフィスの「いいオフィス」、EV充電ステーションの「Myプラゴ」となっている。
INFORICHの「ChargeSPOT」は、2018年4月にスタートしたサービス。現在は全国で約42,400台を設置し、アプリの累計ダウンロード数は約844万にのぼっている。同社はシェアリングエコノミーのさらなる推進を目指し、2022年11月に「ShareSPOT」を開始した。
モノを持たない生活は、若年層を中心に、シンプルで自由なライフスタイルを求める文化として定着しつつあるとされる。
INFORICHによると、「ChargeSPOT」ユーザーを対象に実施したアンケートでは、「外出する際の荷物をなるべく少なくしたいと思う」が96.5%にのぼり、「荷物が多い状態は“格好悪い”」と感じる人も80.8%と非常に多かった。
これらから、「ChargeSPOT」ユーザーとシェアリングサービスの親和性はかなり高いものとみられている。
また、日本を訪れるインバウンド旅行者数の増加に伴い、各自治体や企業による電子決済や通信環境整備といった対応が進んでいるが、訪日外国人にとっても、便利なシェアリングサービスはニーズの高い重要インフラになり得ると考えられる。
こうした背景から、「ChargeSPOT」の豊富な設置台数とユーザー数を活かし、「ShareSPOT」を拡張展開させ、モノのシェアリングの促進・利用機会の拡大を図っていくこととしたという。
INFORICHでは今後、さらに入り口となる「ChargeSPOT」のユーザー数拡大も目指し、自動販売機や駅の券売機へのバッテリースタンド設置、屋外設置など、多様な生活導線上への設置を進めるほか、シェアリングサービスのパートナー拡充を行い、利便性向上を図っていくとしている。
「ChargeSPOT」は、現在世界7エリアでも展開を開始させているが、さらに対象エリアを拡大予定で、将来的には海外でも、ひとつのアプリで多様なシェアリングサービスを垣根なく利用できる環境を整えていきたいとした。
(画像はプレスリリースより)











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