東京理科大学発のスタートアップ、イノフィス
株式会社イノフィスは、2025年9月12日、同社のアシストスーツ『マッスルスーツSoft-Power』を香川西部森林組合に2台納品したことを明らかにした。

同社は東京理科大学発のスタートアップであり、『マッスルスーツ』ブランドでアシストスーツの開発・販売を手がける。
今回公表された納品は同年6月に行われ、林業が抱える人手不足と腰痛という課題の解消に貢献している。

腰に負担を強いる作業で大きな効果を発揮
同社は、「すべての人が、生きている限り自立した生活を送る世界を実現したい」という思いでロボットを開発する企業だ。技術ありきの大学発ベンチャーが多い中にあって、あくまでも問題解決を目的と設定。装着型ロボットの利用が当たり前となる日を目指して、開発に取り組んでいる。

『マッスルスーツSoft-Power』は、電気が要らないサポータータイプのアシストスーツだ。『マッスルスーツ』シリーズの人工筋肉技術を活用することで、サポータータイプながら腰の負担の大幅軽減を実現。様々な持ち上げ/持ち運び作業や、農作業の前傾姿勢といった腰に負担を強いる作業で大きな効果を発揮する。

職員の腰痛が課題になっていた香川西部森林組合
『マッスルスーツSoft-Power』を導入した香川西部森林組合は幅広い林業業務を手がけており、作業を通じて生じる職員の腰痛が大きな課題となっていた。課題解消に向けて同製品を導入した結果、前傾姿勢が改善されて職員の負担が減ると共に、作業意欲や集中力の向上、また現場の雰囲気が良くなるといった効果も生まれている。

(画像はプレスリリースより)

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