JAXAの知見を利用するベンチャー企業
株式会社天地人は、2025年12月16日、シリーズBエクステンションラウンドでの資金調達を実施したと発表した。

同社は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の知見を利用して事業を手がけるベンチャー企業。
今回の資金調達により、同社の累計調達額が約19億円に達している。

宇宙ビッグデータとAI解析技術を融合
同社はJAXA認定ベンチャーとして、宇宙ビッグデータとAI解析技術を融合した事業を展開している。地上のリスクや価値を可視化するサービス開発しており、2023年4月には水道事業を支援するDXソリューション『宇宙水道局』の提供を開始。同サービスは、2025年9月に累計契約自治体数が50を突破した。

主力事業として『宇宙水道局』を展開する中、同社は事業と企業そのもののさらなる成長を企図。エンジニア採用や開発体制の強化、国内・海外展開や営業網の拡大、データインフラの整備と自社データ基盤の構築などを実現すべく、今回の資金調達に至った。

社会課題の開発にも取り組む予定
獲得した資金により同社は、独自のアルゴリズム/分析エンジン/自社衛星の開発も進め、農業や再生可能エネルギーにおける社会課題の開発にも取り組む予定だ。

なお今回の資金調達は、新潟ベンチャーキャピタル株式会社と鈴与商事株式会社を引受先とする第三者割当増資にして行われ、調達額は約1億円となっている。

(画像はプレスリリースより)

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