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企業データとAIの利活用カンパニー、AIデータ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 佐々木隆仁、以下AIデータ社)は、電力・エネルギー業界向けに次世代AI最適化モジュール「AI孔明TM on IDX for Energy」の提供を開始いたします。

2050年カーボンニュートラルの実現に向け、 エネルギー業界は今、 大きな転換点にあります。
再生可能エネルギーの導入拡大、 需給調整の複雑化、 分散型電源の普及、 そして電力システムのリアルタイム制御という新たな要請が現場に押し寄せています。

こうした状況に対応するため、 私たちはこのたび、 次世代AIプラットフォーム「AI孔明 on IDX」の業界別モジュールとして、 エネルギー業界向けの『AI孔明 on IDX for Energy』を正式リリースいたしました。

本モジュールは、SCADA(監視制御・データ収集システム)、発電所管理システム、需給予測システムから収集されたデータを分析し、電力運用における情報整理・文書作成・判断支援をAIで実現します。

■ エネルギー業界の課題とAIが果たす役割
●大量の運用データから必要な情報の抽出が困難
● 運用レポートや報告書作成の工数増大
● 過去の運用履歴からの知見抽出の属人化
● 各種システムのデータを統合した分析の困難さ
● 専門的な技術文書の理解と要約作業の負担

これらの課題に対して、AI孔明は電力システム運用の"情報整理支援ツール"として、蓄積されたデータや文書から必要な情報を抽出し、分かりやすく整理・要約するAI基盤を提供します。

■ 構成と連携:既存データを活用したAI分析
● SCADA・EMS・需給予測システムからのデータ活用
電力負荷、周波数、発電量、再エネ出力、CO2排出量、異常ログなどのデータをIDXで管理
● IDX基盤での横断的データ管理
時系列での各地点の設備状態、出力状況、気象予測、過去の負荷実績などを構造化・検索可能に
● 生成AI「AI孔明」による情報整理・分析支援
・「昨日の再エネ出力データを要約して」
・「この発電所の運転履歴から傾向を抽出して」
・「CO2排出量の推移をと共に説明して」  など、運用担当者の情報整理作業をAIが支援します。

■主な機能
1. 運用データの分析・要約
・ 天候・発電実績・負荷履歴から傾向を抽出し、分かりやすく要約
・ 過去の需給差発生パターンの分析と情報整理
2. 再エネ出力データの分析支援
・ 出力変動パターンの分析
・ 過去の出力抑制実績からの傾向抽出
3.電源構成分析支援(CO2排出量・コスト・応答性の情報整理)
・ 火力・再エネ・蓄電池等の運用データを分析し、低炭素・経済性・安定性の観点から情報を整理
・ 過去の運用パターンから傾向を抽出し、判断材料を提供
4. 異常データの抽出と報告書作成支援
・ SCADAデータから異常兆候を抽出し、運転日報やレポートの下書きを作成
・過去の類似事例との比較分析
5.設備メンテナンス履歴の分析
・ 過去の運転・故障・点検履歴を分析
・メンテナンス関連文書の要約と整理

■ 想定される導入効果(モデルケース)
指標            導入前        AI孔明導入後
需給調整会議資料準備:  毎朝90分・・・・・・ 約30分に短縮
運用データ分析作業:   1件30~45分・・・ ・10~15分で要約完了
異常データの報告書作成: 月間10時間以上・・・ AIによる下書き作成で5時間以下
CO2排出量レポート作成: 手作業で半日・・・・ AI要約で2時間以下

■特徴:エネルギーの「情報と知識」を統合するAI基盤
AI孔明は、蓄積された設備データ、過去の履歴、予測データを全て結びつけて"情報整理と判断支援"に活かすAIです。
従来のSCADA/EMS/DR制御システムを活かしながら、そこに「情報整理のレイヤー」を重ねる形で導入可能です。

■実証導入・連携先を募集
現在、「AI孔明 on IDX for Energy」は、以下のような事業者様との連携を進めています。
● 電力小売・新電力事業者(PPS)
● 発電所運営法人(太陽光・風力・バイオマスなど)
● 地方自治体のエネルギー局・公営電力事業体
● エネルギー管理システム(EMS)ベンダー

■ お問い合わせ・無料トライアル申し込みはこちら
https://www.idx.jp/ai/energy/

AIデータ社では、「教育/エドテック」をテーマにしたフォーラムを開催いたします。
■「AIエージェント×AI/DXフォーラム ~教育~」ハイブリッド開催
・詳細:https://www.idx.jp/aikoumei/august/
・日時:2025年8月21日(木)14:00~16:30 (受付開始 13:45)
・会場:日経ホール&カンファレンスルーム/東京都千代田区大手町1-3-7 日経ビル6F

【AIデータ株式会社について】
名 称:AIデータ株式会社 代表者:佐々木 隆仁
設 立:2015年4月  所在地:東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町ビル4F
資本: 1億円(資本準備金15億2500万円)
URL: https://www.aidata.co.jp/
AIデータ社は、データインフラと知財インフラを基盤に、20年以上にわたり、企業や個人のデータ資産を守り、活用する事業を展開してきました。1万社以上の企業、100万人以上のお客様から信頼を得ており、データ共有、バックアップ、復旧、移行、消去を包括する「データエコシステム事業」では、BCNアワードで16年連続販売本数1位を獲得しています。
データインフラでは、IDXのクラウドデータ管理や復旧サービスを提供するとともに、経済産業大臣賞を受けたフォレンジック調査や証拠開示サービスを通じて、法務分野でも高い評価を得ています。

一方、知財インフラでは、グループ会社の特許検索・出願支援システム『Tokkyo.Ai』や特許売買を可能にするIPマーケットプレイスの構築により、知財管理と収益化を支援。これらを統合し、生成AI『AI孔明』によるデータと知財の融合プラットフォームを展開しています。
また、防衛省との連携による若手エンジニア育成にも注力し、データ管理と知財保護を通じて社会基盤の強化に貢献しています。

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配信元企業:AIデータ株式会社
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