今回のピースラリーは平和と芸術の祭典と言える第82回ベネチア国際映画祭の閉幕に合わせて始まった。
オリンピックの創設者ピエール・ド・クーベルタンが提唱した「平和、団結、フェアプレー」という精神を現代に問いかける。発起人であるジャン=アンリ・タメン氏が企画したこのイベントは、2017年から続く「平和の祭典」だ。
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東西の歴史が語りかける道
ラリーに使用されるのは、1912年製のアンティークカー、ルッソ・バルティック24-30 HP。この車は、1911年にロシアチームがサンクトペテルブルクからモナコまでを走破した車両と技術的に類似している。当時は国境を越えることが今より遥かに容易だった時代の象徴だ。
しかし、現代のオリンピックは、今も戦禍が止まないウクライナ侵攻、そしてイスラエルとパレスチナ等の政治的対立の影響を避けられない現実を抱えている。昨年のパリオリンピックではアスリートが政治的理由で排除される事態も後を絶たなかった。このラリーは、そうした現代の課題に一石を投じるためのものだ。
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国家の対立を超越する平和の旅、それがピースラリー
ドライバーとしてこの旅に挑むのは、今回は日本代表として選ばれたメディアプロデューサー兼平和活動家の樽谷大助氏だ。空手家でもある彼は、2022年のウクライナ侵攻時に、ウクライナとロシア双方で反戦デモを行った異色の経歴を持つ。
「現代の世界で、国際問題を超え、私たちはスポーツの独立精神を支持する必要があります」と語る樽谷氏。欧州の西端とアジアの東端から集った二人のドライバーが、一つのクラシックカーに乗り込むという象徴的な行為は、ユーラシア大陸の壮大さと団結を表現している。
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ゴールは終戦と恒久なる平和へのメッセージ
モナコを出発したラリーは、モナコ、フランス、イタリア、オーストリア、ハンガリー、ルーマニア等を経て、ウクライナのオデッサを目指す。道中、車体にはセルビアのZepter社をはじめとする協賛企業のステッカーが貼られている。
2022年からのロシアによるウクライナ侵攻という現実が続く中、この「平和を願った」ラリーは、ユーラシア大陸全体に平和をというメッセージを伝える。これは、クーベルタンのビジョンが現代でもなお、人類に希望を与え続けることを証明する旅なのだ。
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European Federation of Journalists
会員JP465 N J269フォトグラファー
日本外国特派員協会準会員
(社)モナコウィークインターナショナル
CEO 行政書士 樽谷大助
執筆 国際ジャーナリスト KANAME YAGIHASHI
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配信元企業:一般社団法人モナコウィークインターナショナル
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