同社は多くの車種に搭載可能なフローティング構造を採用した9V型大画面カーナビを2016年に発売。翌年2017年には独自のスイング機能を搭載し、2020年に業界初となる有機ELディスプレイを採用するなど進化させてきた。
2021年モデルでは、映像と地図画面がHD解像度での表示に対応したことがトピック。高精細なHD描画に対応した「HD美次元マップ」は視認性を考慮した配色の新デザインを採用し、3D地図描画ではビルの明かりや影までリアルに表現。
ラインアップは、有機EL採用の10V型大画面「DYNABIGスイングディスプレイ」を搭載しブルーレイ再生に対応したフラッグシップモデル「CN-F1X10BHD」、これのDVDモデル「CN-F1X10HD」、HD液晶採用の9V型大画面「DYNABIGスイングディスプレイ」搭載のDVDモデル「CN-F1D9HD」、7V型画面搭載の200mmワイドサイズ「CN-HE01WD」/「CN-HA01WD」、同2DINサイズの「CN-HE01D」/「CN-HA01D」の全7機種。
7V型モデルはこれまでの液晶ディスプレイからHD化されている。また、すべてのモデルがプラットフォームを一新。HD解像度の美しい地図表示だけでなく、画面表示や操作性なども大きく向上した。
さっそく実機見分
ストラーダ2021年モデルの発表に合わせてメディア向けに開催した内覧会では、フラッグシップモデルとなる「CN-F1X10BHD」に触れることができた。
「HD美次元マップ」が高精細でナチュラルな地図を実現
今回のフルモデルチェンジを視覚的に感じることができるのは、やはり大きく変わった地図画面。HD解像度で美しい地図表示を実現したことから名付けられた「HD美次元マップ」だ。
これまでの地図画面は、有機ELの優れた発色特性による、カラフルでくっきりとした印象だったが、「HD美次元マップ」はナチュラルで優しい配色となっているのが特徴。また、道路も見やすく文字もより見やすくなっていて、視認性が格段にアップしている。
リアル感を増した3D地図。時刻の移ろいを情緒感豊かに表現
何よりも高精細であることが印象的で、これをもっとも感じられるのは3D地図(立体地図)表示だろう。
ビルやランドマークなどの建物は実物に迫るリアルな表現で描かれ、ルート上の先の様子が直感的に把握できる。自車位置マークの周辺を透過表現とすることで見やすさにも配慮されており、リアルさゆえの煩雑さはなく、自然な見栄えに好感が持てる。
また、3D地図は、日の光のある時間帯はリアルな街並みを描写する「昼モード」のほか、夕暮れの空気感を再現する「夕方モード」、夜間には建物の窓からの明かりも再現した「夜モード」と、時間帯に合わせて変化。情緒感も高まったのだ。
スマートフォンのような操作性
この3D地図と2D地図(平面地図)への変更は、2本指でディスプレイに触れて上下に動かすことで俯瞰の度合い(傾き)をシームレスに調整できる。
これは新たに採用した「ダイレクトレスポンスⅡ」により実現したもの。ほかに2本指の回転動作で地図の回転も可能だ。
メニュー画面「簡単ツートップメニュー」も進化。オーディオ関係とナビ関係の機能を分けて表示しているメニュー画面を踏襲(初期設定時)しながら、スマホライクな操作を実現した。各メニューアイコンをドラッグすることで好みの位置へ配置変更が可能で、必要のないものに関しては「ゴミ箱」位置へドラッグすれば削除できる。各メニューは設定画面のリストから選択できる。
地図色は4種類からカスタマイズ可能
ちなみに、地図表示はHD画質を生かす「ノーマル」のほか、道路以外のトーンを落として道路を見やすく表示する「道路強調」、道路を色分けして緑地やウオーターエリアなどを鮮やかに表示した従来型の標準配色である「クラシック」、コントラストを高めて暗い車内でも見やすくした「ハイコントラスト」の4種類を昼と夜モードそれぞれに設定。好みの地図色を選べる。
案内画面はより親切に
ルート案内にも進化が見られる。案内ルート上にある交差点には、直進(通過)する箇所には緑色のマーク、曲がる交差点には青色マークが置かれ、右上にポップアップ表示する交差点の車線案内表示も、これらと呼応するマークが入り、手前の交差点で曲がってしまうのを防げるようになっている。
また、建物の形や道幅などを詳細に描写した詳細地図で全国の市街地図を100%カバーした「全国市街地図」は刷新された地図データにも継続採用。現在地の把握や目的地を特定しやすいので、初めて訪れる場所でも安心だ。
*収録エリアは1741都市で無人島など一部離島を除く
2画面表示機能を新採用
このほか、新たに2画面表示が可能になったことも見逃せない。ベースの地図表示のほかに縮尺の違うマップを同時に表示したり、映像コンテンツの表示ができるようになった。
広域地図で目的地までの距離感を把握しながら詳細地図で周辺情報を確認できるので、より利便性が高まったといっていいだろう。広域は3D地図で表示して、詳細情報を2D地図確認する、といった使い方も便利そうだ。映像表示の場合は安全のため、走行中には映像は表示されず、音声のみとなる。
高速CPUの採用でルート探索が早い!
HD解像度の地図表現や軽快な操作が可能となったのは、高速CPUを採用したことで処理速度が大幅に向上したからだ。
それを実感できる場面が「5ルートスピード探索」。なんと従来モデルが1ルート探索するのと同等の時間で5ルート探索を行うという。実際に試してみると、設定した目的地までの5ルート「標準/有料道路/一般優先/eco/距離優先」を同時に表示した。探索にかかる時間もおよそ従来モデルが1ルートを表示したときと同じくらい。ルート検討までの時間が短くなるから、案内の開始も早くなるのでこれまでよりも早く出発できるというわけだ。
自車位置精度の向上でルート案内に“迷いなし”
走行中の自車位置精度も向上しているそうだ。上下判定や自車位置精度を高めた「ストラーダ ロケーションシステム」により、立体駐車場などでも周辺の道路にマッチングするなどの位置ずれが起こりにくくなったり、高低差の大きな一般道の陸橋や、インターチェンジの入り口などの傾斜のある道路と一般道が並走するような場面で起こりやすかった位置ずれも改善されているという。
また、従来の1秒間で4回だった自車位置測位を、2021年モデルでは1秒間で10回と、頻度を上げたことで、高い速度で走行していても自車位置を滑らかに表示するようになった。
「音の匠」に“極みサラウンド”を新搭載
エンターテインメント機能の進化も見逃せない。
音響のプロ集団ミキサーズ・ラボが監修したサウンドチューン「音の匠」。これまでボタンひとつでプロのチューニングを楽しめるのが特徴で、スタジオマスターサウンドに近い音を再現する「匠 マスターサウンド」や、車内での会話を楽しみながら音楽が聴けるようにチューニングされた「和 会話重視」を搭載していた。これに音場制御とサラウンドチューニングを施すことで、ライブ音楽に最適な臨場感あふれる「極 サラウンド」を新搭載。
同社の家庭用オーディオのサウンド技術を活用し、低域部分の音を仮想再生することで、重低音専用スピーカーがあるような迫力がたのしめる。
10V型大画面モデル「F1Xプレミアム10」にはハイエンドオーディオ機器向けの高音質オペアンプや、パナソニックブランドの高速演算DSP、フィルムコンデンサを新採用。ベースとなる音質の向上を図ったほか、「音の匠」の再現性をさらに高めている。ちなみに2021年モデルは全機種でハイレゾ音源に対応している。
HDMI入出力端子を装備しており、スマートフォンやAmazon Fire TV StickなどHDMI対応の機器とWi-Fi・テザリングでの接続により、動画配信サービスなどがHD画質や高音質で楽しめる。
Wi-Fi・テザリング接続すれば音楽CDのアルバムタイトルや曲名などの情報をワンタッチで手軽に更新できる。
「安全・安心運転サポート」機能はもちろん搭載
一時停止や制限速度など、見落としがちな道路標識情報を事前に音声と画面表示で知らせる「安全・安心運転サポート」機能も引き続き搭載。高速道路や有料道路での逆走の検知・警告もする
中身は一新。
このように、ストラーダ2021年モデルはHD解像度の地図や高速CPUの搭載など中身が大幅に進化している。最上位機種「CN-F1X10BHD」については、ブルーレイ再生に対応しており、画面の見映えはまさにストラーダ史上最高といっても過言ではないだろう。
半面、シリーズを通して筐体は従来モデルを踏襲している。もちろん大画面モデルに採用する「DYNABIGスイングディスプレイ」の機構も変わりない。“ハコ”としての見栄えはすでにスタイリッシュで高い質感を備えており、今回のフルモデルチェンジはまさに“中身で勝負”することになるのだが、実際に見て、触れてみれば、現在ストラーダを使っている人ならば間違いなく“劇的進化”を実感できるはず。初めて触れる人ならば、美しい地図や軽快な操作感などに好感が持てるだろう。
470車種以上に装着可能
なにより、大画面を採用するフローティングタイプの強みとなるのは、多くの車種に搭載可能であるということ。その数、何と470車種以上に取り付けられ、新車だけでなく既販車についても実車での適合確認を行っている。
昨今、中古車需要も高まっており、そうしたクルマを手にした人でも大画面のカーナビが選択できる。製品の進化とともに、適合車種の更新にも注目だ。
地図更新のウェブ更新が最大3年間無料
上位モデルでは無料地図更新に対応。新しい地図で快適なドライブができる。
F1Xプレミアム10 「CN-F1X10BHD」と「CN-F1X10HD」は全地図更新が2024年12月15日までの3年間で1回、部分地図更新が2024年12月15日までの間で2カ月に1回、最大3年間が無料となる。
「「CN-F1D9HD」」は全地図更新が3年間(2024年12月15まで)の内で1回無料だ。
〈文と写真=ドライバーWeb編集部・兒嶋〉
[ストラーダ2021年モデルラインアップ]
CN-F1X10BHD
価格:オープン(市場想定価格:22万円前後)
・10型HD有機ELディスプレイ
・2DINサイズボディ(470車種以上に適合)
・ブルーレイディスクプレーヤー
・全地図更新/部分地図更新無料(最大3年間)
CN-F1X10HD
価格:オープン(市場想定価格:20万円前後)
・10型HD有機ELディスプレイ
・2DINサイズボディ(470車種以上に適合)
・DVDプレーヤー
・全地図更新/部分地図更新無料(最大3年間)
CN-F1D9HD
価格:オープン(市場想定価格:14万円前後)
・9型HD液晶ディスプレイ
・2DINサイズボディ(470車種以上に適合)
・DVDプレーヤー
・全地図更新無料(最大3年間)
CN-HE01WD
価格(特定販路向け):オープン(市場想定価格:8万円前後)
・7型HD液晶ディスプレイ
・200mmワイドサイズボディ
・DVDプレーヤー
CN-HA01WD
価格(カー用品店向け):オープン(市場想定価格:9万円前後)
・7型HD液晶ディスプレイ
・200mmワイドサイズボディ
・DVDプレーヤー
CN-HE01D
価格(特定販路向け):オープン(市場想定価格:8万円前後)
・7型HD液晶ディスプレイ
・2DINサイズボディ
・DVDプレーヤー
CN-HA01D
価格(カー用品店向け):オープン(市場想定価格:9万円前後)
・7型HD液晶ディスプレイ
・2DINサイズボディ
・DVDプレーヤー
*WEBダウンロード無料地図更新について、全地図更新は2024年12月15日(予定)までに1回更新可能、部分更新地図は2024年12月15日(予定)までの最大3年間、2カ月に1回更新可能
■問い合わせ先
パナソニック オートモーティブ社 お客様ご相談センター
TEL:0120-50-8729(受付時間9:00~17:00)
https://panasonic.jp/car/lineup/#strada

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