ところが2006年4月に警察庁が、自転車の取り締まりを強化する通達を発出。2007年に500件を超えた。さらにぐぃんぐぃん増えた。2009年に1000件を、2012年に5000件を、2015年に1万件を、2019年に2万件を超えた。2020年はなんと2万5465件。昔を知る者からすれば「しぇーっ!」である。
2021年の自転車取り締まりについて、都道府県別、違反別のデータを情報公開法によりゲットした。2021年の全国合計は、前年よりだいぶ減って2万1906件。
1位 兵庫 6210件
2位 東京 4084件
3位 大阪 3074件
この3都府県だけで全国合計の61%を占めている。現場の警察官諸氏はノルマを課され、尻を叩かれたのではないか。
次に違反別のデータを見てみよう。違反別で最も多いのは「信号無視」で1万978件、全国合計の半分だ。以下はそのトップ3と、ご当地の自転車取り締まりに占める信号無視の割合だ。
1位 兵庫 4672件(75%)
2位 大阪 2622件(85%)
3位 東京 2285件(56%)
兵庫と大阪は信号無視の取り締まりにやたら力を入れているんだねえ。ほか、違反別の取り締まり件数はこうなっている。
「通行禁止違反」 658件
「しゃ断踏切立入」 4383件
「指定場所一時不停止」 2595件
「無灯火」 24件
「乗車・積載違反」 121件
「酒酔い運転」 103件
「運転者の遵守事項違反」 1554件
「制動装置不良自転車運転」 325件
「その他」 1165件
無灯火の自転車はよくいて、非常に危険な場合がある。
この指導警告、2021年の総数はなんと131万2438件。取り締まり(2万1906件)の60倍だ。でも驚くのは早い。ピークは2012年。取り締まりは5321件で、指導警告は248万5497件。よ、467倍って、ぶっとんじゃうよねっ。
なぜそんなことが起こるのか、語ると長くなる。今回はざっくり省略する。とにかくね、2022年4月、電動キックボード(以下、電ボ)を要するに自転車の扱いとし、違反については反則金の対象に、という法案が国会を通過した。
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自転車も反則金(または自転車違反金)の対象とするには、道路交通法の改定が必要になる。2023年の国会にその法案が出る可能性がある。その場合、社会的な盛り上がりを狙って、迷惑自転車の傍若無人ぶりがテレビで盛んに報じられるだろう。いつもの司会者、コメンテーター諸氏が何を述べるか、こう言っちゃ何だが私は今から楽しみなのです。
文=今井亮一
肩書きは交通ジャーナリスト。1980年代から交通違反・取り締まりを取材研究し続け、著書多数。2000年以降、情報公開条例・法を利用し大量の警察文書を入手し続けてきた。

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