デリカD:2が一部改良でフロントマスクを一新。燃費性能や安全性能、快適機能を充実

三菱自動車工業（以下、三菱自動車）は2025年2月13日、コンパクトミニバン「デリカD:2」シリーズを一部改良し、同日より全国の三菱自動車系列販売店で販売を開始した。
価格は210万1000～269万8300円。

【画像】改良でフロントマスクを一新したデリカD:2

今回の改良では、デリカD:2およびデリカD:2カスタムのフロントデザインを一新するとともに、エンジンとCVTの改良により燃費性能を走行性能の両立を実現。このほか、安全機能の強化や、利便性、快適性を高めた。

改良によるおもな変更点は以下のとおり。

■エクステリア
デリカD:2は、フロントグリルのメッキ加飾を横方向に広げ、端正で伸びやかなデザインとした。デリカD:2カスタムは、フロントグリルをメッキとブラックの加飾により立体的な造形を作り出し、上級感のある仕立てとすることで、サイズを超えた存在感を演出した。

■インテリア
デリカD:2は、インパネオーナメントをアイボリーからブラウンに変更。落ち着いた雰囲気の室内空間とし、温かみのある色合いとすることでリラックスできる空間となっている。デリカD:2カスタムは、エアコンサイドルーバーガーニッシュとドアガーニッシュのカラーをシルバーからチタンシルバーに変更。洗練された上質感を演出する。

■パワートレーン
エンジンとCVTを刷新することで、燃費性能をFFで従来の19.6km/Lから22.0km/L、4WDは18.4 km/Lから20.7km/Lに大幅に向上。全車がエコカー減税と環境性能割の軽減対象となった。

さらに、低速域での力強いトルクを発揮するセッティングに変更し、街なかでのスムーズな加速性能を実現。日常の走行シーンでも扱いやすさと快適性を両立した。

■安全機能
予防安全技術「三菱e-Assist」の機能を強化
・ミリ波レーダーと単眼カメラの組み合わせにより、検知対象を車両や歩行者、自転車、自動二輪車とし、交差点での検知にも対応した衝突被害軽減ブレーキシステム（デュアルセンサーブレーキサポートⅡ）を全車に標準装備した。

・高速道路での運転をサポートするアダプティブクルーズコントロール（全車速追従機能・停止保持機能付き）と車線維持支援機能を標準装備とした。なお、停止保持機能はハイブリッドMZおよびカスタム ハイブリッドMVのみとなっている。

このほか、低速時ブレーキサポート[前進・後退]や発進お知らせ機能［先行車・信号切り替わり］、ブラインドスポットモニター[車線変更サポート付き]、リヤクロストラフィックアラート（※ハイブリッドMXを除く）など、最新の予防安全技術を採用した。

■機能装備
パーキングブレーキの作動、解除の操作を指先で行うことができる電動パーキングブレーキ（ブレーキホールド付き）（※ハイブリッドMXを除く）を採用。後席への荷物の置き忘れなどを知らせるリヤシートリマインダーを初採用した。

■ボディカラー
デリカD:2は、新たに2トーンのピュアホワイトパール／ミネラルグレーメタリック2トーンルーフ（9万2400円高）を採用。これによりモノトーン6色と合わせて全7色での展開とした。

デリカD:2カスタムは、新たにキャラバンアイボリーパールメタリックと、プレミアムシルバーメタリック／ミネラルグレーメタリック2トーンルーフ（9万2400円高）を採用し、モノトーン4色と2トーン4色の全8色展開とした。

［バリエーションと価格］
〈FF・1.2Lエンジン・CVT〉
カスタム ハイブリッドMV 全方位カメラ付きナビパッケージ：257万2900円
カスタム ハイブリッドMV：235万2900円
ハイブリッドMZ 全方位カメラ付きナビパッケージ：251万7900円
ハイブリッドMX：210万1000円

〈4WD・1.2Lエンジン・CVT〉
カスタム ハイブリッドMV 全方位カメラ付きナビパッケージ：269万8300円
ハイブリッドMZ 全方位カメラ付きナビパッケージ：264万3300円
ハイブリッドMX：222万6400円
 
〈文＝ドライバーWeb編集部〉