住宅の購入を決める時、恐らく最も頭を使わなければいけないのがローンの組み方。宝くじに当たったりして、キャッシュでポンと家を買えるような財力を持っている人でない限り、ほとんどの人が避けて通ることのできない道です。
金利を見極め、返済までの年数を考え、その間の修繕費や家庭の計画を考慮するなど、住宅ローンの組み方次第で人生を大きく左右すると言っても過言ではありません。
しかし、そのローンを組む時点でつまずいてしまうケースがあるということをご存じでしょうか。そう、ローンを組むためには、家を借りたりする時と同様に、審査があるのです。ここでNGを食らってしまえば、計画が全て水の泡になってしまうのですが、一体どのような時にローンが組めなくなるという現象が起きてしまうのでしょうか?

生活に負担のかからないペースで返済できる計画を立てた上に、仮審査の段階では通っていた審査。なぜ本審査になって落とされてしまったのか。売却のミカタを運営されている不動産仲介透明化フォーラムの吉川克弥さんは、大きく分けて2つの原因があると教えてくれました。

払うものは払い、申請通りの生活を!
1つは納税の証明です。国民の義務と言われている納税ですが、これがきちんとできていなければ、銀行側がローンの返済に不安を感じるのも当然です。自分の身の回りにお金を返さないことで有名な人がいたとして、突然その人から「必ず返すからお金貸して!」と言われても、何の説得力もありません。それと一緒で、税金であれ公共料金であれ、払うべきものは事前にきちんと払っておかなければいけません。家を買うという選択肢を選ぶ前に、最低限の義務は果たしておきましょう。

お金を借りると、ローンが借りられなくなる?
もう1つの条件は、仮審査と本審査の間に消費者金融などでお金を借りてしまった場合です。
事前の審査で借入金がないとの報告だったのに、その間にお金を借りてしまった場合、信用情報会社への照会のタイミングでは虚偽の申請をする人物だと認定され、他の銀行でもローンが組める可能性が低くなってしまいます(ただし、ある条件次第では消費者金融でお金を借りても審査が通る場合があるということも、吉川さんはこっそりと教えてくれました)。
そもそもとして、家計簿がカツカツの状態で計画を立てても、不測の事態が起きた時に困ってしまうのは自分や、自分の家族です。住宅ローンの計画だけでなく、日々の生活でもきちんとお金の流れを把握し、無理のない生活プランを立てていきましょう。

どちらにしても、人からの信用を裏切ってしまった時に起きてしまうトラブルです。特にお金の問題は、友人同士のやりとりであっても亀裂が入ることもある問題なので、普段以上に注意を払わなければいけません。不安を抱えたまま家の購入を検討して、後で面倒なことにならないよう、事前にお金まわりのことはきちんと片付けておきましょう。
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