あの奇妙なリアリティと異様さ。
すごい絵だ。
巨人の迫力がどこからくるのか。
『グランドジャンプ』2014年 10/15号の「地獄先生ぬ~べ~復活祭」特集に、『進撃の巨人』の諌山創先生がコメントをよせている。
『地獄先生ぬ~べ~』テレビドラマ化記念で、
“ぬ~べ~世代の漫画家たちから熱いメッセージ&イラスト”が掲載されているなかのひとつだ。
『進撃の巨人』の諌山創先生。
『俺物語!!』のアルコ先生。
『東京喰種』の石田スイ先生。
『テラフォーマーズ』の貴家悠先生・橘賢一先生。
『暗殺教室』の松井優征先生。
という(マジで)すごいラインナップ!
諌山創先生は、過去のインタビューで何度か「巨人にもモデルはいますか?」という質問に“『地獄先生ぬ~べ~』の「人食いモナリザ」です"と答えている。
人食いモナリザ!
ビュオオオ、ドドドドドドド、わああああ!!
『地獄先生ぬ~べ~』の数多あるエピソードの中でも、トラウマ回ベスト5に入るといわれるあの第34話「人食いモナリザ」!
モナリザの複製画から抜け出てきた美女が(そもそもモナリザは絶世の美女とかいうけど、冷静に見るとちょっと怖い)、口裂けたように開き、歯をむき出しにし、目線をぐいっと下げて、(手は、しれっと重ねたまま)襲ってくる。
ぬ~べ~に出てくる子供たちはマンガ的な絵柄なのに、人食いモナリザだけ妙に劇画調だったのも恐怖を倍増させた。
あのコマが記憶から消えてくれないという世代も多いだろう。
「地獄先生ぬ~べ~復活祭特集」で、諌山創先生は「人食いモナリザ」からの影響を語ってくれているにちがいない。
『グランドジャンプ』2014年 10/15号は、10月1日水曜日発売。
テレビドラマ『地獄先生ぬ~べ~』は、日本テレビ系毎週土曜日よる9:00から。10月11日放送開始。
劇場版『進撃の巨人』は、11月22日公開。
震えながら楽しみです。(米光一成)