■JGIRLS’ GENERATION~LOVE&PEACE~Japan 3rd Tour 2014
2014.07.13(SUN) at 国立代々木競技場第一体育館
(※画像10点)

今年4月26日から始まった少女時代の3回目の日本アリーナツアー【GIRLS’ GENERATION ~LOVE&PEACE~ JAPAN 3rd TOUR】は、7月13日、代々木体育館でツアーファイナルを迎えた。開演前から超満員に膨れ上がった会場には、“Let's Go Soshi(ファンの中で少女時代の呼称) Let's Go !!”のコールが沸き上がっていた。


テンション高まる会場にオープニング映像が流れ、フラッシュ、レーザーが瞬く中、爆破音とともに、9人のメンバーがステージに登場。昨年12月に発表された3rdアルバム『LOVE&PEACE』に収録のEDMチューン「Motorcycle」からパワフルにライヴをスタートする。きれいなフォーメーションを見せつつ、間奏では近未来的な白いバイクにまたがったヒョヨンがステージ上段に表れ大歓声があがる。「GALAXY SUPERNOVA」「Flower Power」とダンサブルな楽曲で攻めていく少女時代。ライヴアレンジされた「You-aholic」は、アリーナを囲む花道でパフォーマンスし会場全体を盛り上げていく。「Karma Butterfly」では、センターステージで椅子を使い、円を描くようなしなやかなダンスを見せる。9人は、さらに追い討ちをかけるようにエレクトロハウスチューン「The Great Escape」で会場全体をヒートアップさせる。少女時代のイメージカラー、ピンクのペンライトの“ピンクオーシャン”は、まさに光の波のようにうねる。

カッコよさで魅了したあとは、アイスクリームのセットで「My Oh My」をポップに歌い、マリンルックの衣装で「Linga Franca」を爽やかに披露。さらに「Girls & Peace」では、左右の花道のゴンドラがメンバーを乗せリフトアップし、スタンド席、アリーナ上空をグルリと旋回! ファンの興奮は高まる一方だ。

そして「Time Machine」、アコースティックアレンジされた「All My Love is For You」といったバラードをじっくりと聴かせ、歌の力でファンを魅了する。

ライヴは「Genie」から後半戦に突入。
さらに磨きのかかったダンスフォーメーションは、センターステージで強烈な輝きを見せる。そして「PAPARAZZI」、韓国で今年発表した「MR MR」の日本語バージョンを披露。

キャッチーな「BEEP BEEP」を電話のセットで遊ぶように歌い、爽快な「FLYERS」で花道に散らばりファンと一緒に盛りあがる。さらにはキラーチューン「Gee」、ポンポンを持っての「LOVE & GIRLS」で会場全体は大ヒートアップ。そして、広い意味の愛を歌った「Everyday Love」を披露しライブ本編は終了。

アンコールは、エレクトロサウンドとビートが響き渡る大ヒット曲「MR TAXI」を力強くパフォーマンス。ヒップホップでいてエキゾチックな「I GOT A BOY」、さらにはアルバム『LOVE&PEACE』のファンクラブ限定盤に収録されていたエレクトロハウスチューン「Blue Jeans」を披露した。

最後のMCで、メンバー一人ひとりツアーとライヴの感想を語った。中でもソヒョンが感涙しながら、「少女時代としてこんなに輝く瞬間を作ってくれてありがとうございます。みなさんの幸せの瞬間に少女時代が一緒にいたことを忘れないでください」という言葉はとても印象に残った。そんなファンへの感謝の思いが詰まった「Stay Girls」を歌い、会場を温かい空気に包んで9人はステージを去った。

そしてメンバーから“One more present”として、7月25日にリリースされるベスト・アルバム『THE BEST』に収録の新曲「Indestructible」のミュージック・ビデオがスクリーンに流される。
この曲は、9人の絆、ファンへの想いを歌ったバラード。韓国のデビューから7年、日本デビューから5年、常にトップグループとしてあり続けた少女時代。歌詞には、メンバーにしか分からない葛藤や、困難を乗り越えてきた理由が描かれていた。ここまでメンバーの気持ちがリアルに反映された楽曲は今までは無かった。曲が終わると、会場中から感動の大きな拍手が送られる。

ここでライヴ終了…ではなく、スクリーンにホイッスルを吹くスヨンが映し出され、さらにユリの「まだ帰っちゃダメだよ〜」の声から、メンバーが再びステージに登場し、「LOVE & GIRLS」を楽しさ全開でパフォーマンス。ハッピーなバイブス満載の中、メンバーはセンターステージで4方のファンと記念撮影。メインステージに戻った9人は、生声で「ありがとうございました!!」と挨拶し、ツアーファイナルを締めくくった。

約3時間に渡るライヴが、あっという間に感じる充実ぶり。美しさ、パワフルさ、かわいらしさ、そして興奮と感動、少女時代の魅力が全て詰まった最高のエンターテイメントを堪能できた。これまで1stトツアー、2ndツアーも素晴らしかったが、今回のライヴはこれまでを上回るパーフェクトなショーだったと言って良いだろう。
(取材・文/土屋恵介)

≪セットリスト≫
1. Motorcycle
2. Gossip Girls
3. GALAXY SUPERNOVA
4. Flower Power
5. You-aholic
6. Karma Butterfly
7. The Great Escape
8. LIPS
9. My Oh My
10. DO THE CATWALK
11. Lingua Franca
12. Europa
13. Girls & Peace
14. Time Machine
15. Not Alone
16. All My Love Is For You
17. Genie
18. PAPARAZZI
19. MR MR
20. BEEP BEEP
21. FLYERS
22. Gee
23. LOVE & GIRLS
24. Everyday Love
<アンコール>
1. MR TAXI
2. I GOT A BOY
3. Blue Jeans
4. Stay Girls

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