■新曲ができました！グループ魂の、今月はワンマン3回でカンベンしてくださいツアー
2013.05.30（THU） at 電力ホール
（※画像8点）
2月に「『卒業』からの卒業」、4月に「I was PUNK!!～グループ魂にあっちゃん（NEW ROTE'KA）は?～」と立て続けに配信シングルをリリースしたグループ魂が、5月に【新曲ができました！グループ魂の、今月はワンマン3回でカンベンしてくださいツアー】を開催した。ファイナルの場となった仙台は暴動（宮藤官九郎／G）の故郷。
ステージに登場した港カヲル（46歳）は開口一番、「一番前に子供がいるね…大丈夫か!? 大丈夫なのか、お母さん！ 覚悟してお付き合いのほどを」と、さっそく観客いじり。しかも言ったそばから、「女はソフトクリームよりもチン○コが好きである！ なぜなら、ソフトクリームはペロペロ舐めるとなくなっちゃうけど、チン○コは永遠だから。こんばんは！ 夜の覚せい剤、港カヲルです」と、いじられたお母さんがお子さんの耳を両手でふさいでいたことを願うばかりの飛ばしっぷり。そして客席を見渡して、「東北、ブスばっかだな～。すげぇな、東北のブス！」と続けると、会場は大爆笑の渦に。
恒例のコール＆レスポンスは、「最近嫁が拒むので、一生中学生でいることにしました。中学生ご無沙汰！」。暴動が監督を務めた映画『中学生円山』をネタにし、さらには、ツアーが3本しかなく、しかもその日程が不自然だと言及、「誰の稽古休みに合わせてる感じ？ そして、週末は舞台挨拶ですか、『中学生円山』！」と更にかぶせる（笑）。いや～もう、これだからグループ魂のライヴはたまらない（笑）。
その暴走っぷりをよそにメンバーが颯爽とステージに登場、最後に破壊（Vo）が現われると、バイト君（大道具）が拡声器のサイレンを鳴らすなか、ヘビーなイントロに乗せて、パンキッシュな「歯医者なんて最後だ」をプレイ。「はい、どーも～！ こんばんは～！ 仙台～!!」とシャウトして、バンドの代表曲「ずるむケーションブレイクダウン」へと移る。
最初のMCでは、暴動自らが親戚を紹介。「年長者が座らないと、みんな座りにくいから」と、親戚と観客に着席をうながす（笑）。そして、「そんなに痛快じゃねーよ！ ビッグダディ」という叫びに端を発して、ビッグダディと別れた元妻の美奈子氏のヌードや、振り込み詐欺の新しい名称が“母さん助けて詐欺”に決まったことなどをネタにしては、破壊がバイト君の頭をスリッパで叩くというお馴染みのやり取りが繰り広げられた。
「I was PUNK!! ～グループ魂にあっちゃん（NEW ROTE'KA）は?～」では、あっちゃんがゲストに登場。「後ろの方のかた、決してゴールデンボンバーのメンバーではありませーん。ちょっぴりエッチで優柔不断な48歳、ニューロティカのセンター、あっちゃんでーす」と挨拶すると、「男の話と女のスカートは短いほうがいいってことで」と前置きしながらも、噺家（はなしか）ばりのトークを展開。そして客席の爆笑する様子を見て「新幹線代、元とった」と笑顔を見せると、暴動が「落語家じゃないんだから！」ともう1曲、ニューロティカの「ロックンロール クレイジーラン」をカバー。あっちゃんもスリッパを客席に投げ入れ、さらにはシンバルキックのパフォーマンスで客席を盛り上げた。
見どころはまだまだ続く。破壊、カヲル、バイト君がマイケル・ジャクソンばりの華麗なダンスを決めた「職務質問」、カヲルが池袋のソープランドで出会った、首の曲がったソープ嬢“仙台さん”の話を盛り込んでの（これがまた下品極まりない／笑）「いわきアンモナイト音頭」。さらに学生服にマスクをかぶったカヲルがメンバーに“中学生の頃の恥ずかしい思い出”をインタビューする“『中学生円山』をごり押しするコーナー”では、最後に回答する遅刻（G）を思いっきりビンタする恒例の場面も（笑）。そして本編ラストにプレイされた新曲「俺たち朝立ち友だちカチカチ」では、カヲルがラップを披露。
アンコールでは、破壊扮する9代目中村屋華左右衛門が登場、グループ魂の18番である「大江戸コース＆レスポンス」で抱腹絶倒の掛け合いへ。そして、今年3月に発売されたユニコーンのトリビュート・アルバム『ユニコーン・カバーズ』に収録した「服部」をプレイすると、“服部！”のコーラスが次第に“中村！”に変わり、再びコントに突入するという演出はさすがの展開だった。
メンバーそれぞれが役者、脚本家、ミュージシャン等々、各方面で大活躍しているグループ魂。暴動が『あまちゃん』の台本の執筆もひと段落するということで、バンドは待望のアルバム制作に入る予定だという。そしてまた、アルバムを引っさげて全国ツアーを開催してくれるだろう。その時はワンマン3回ではカンベンしません！ 大人が本気でふざけ倒すその姿を、全国津々浦々で見せてほしいものだ。
（取材・文／田上知枝）
≪セットリスト≫
1. 歯医者なんか最後だ
2. ずるむケーションブレイクダウン
3. SEARCH＆片思い
4. 「卒業」からの卒業
5. High School
6. I was PUNK!! ～グループ魂にあっちゃん（NEW ROTE'KA）は?～
7. ロックンロール クレイジーラン（NEW ROTE’KA）
8. 職務質問
9. くん兄さんVSアン姉さん～コール＆レスポンス
10. 君にジュースを買ってあげる（黒ハート）
11. いわきアンモナイト音頭 ～IN～べろべろ
12. 病み上がり
13. 中村梅雀
14. チャンピオン鷹
15. ＜リクエスト＞東北の魂
16. ペニスJAPAN
17. 押忍！てまん部
18. 俺たち朝立ち友だちカチカチ(未発表曲)
<アンコール>
1. 服部
2. Over 30 do The 魂
3. グループ魂のテーマ
≪関連リンク≫
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2013.05.30（THU） at 電力ホール
（※画像8点）
2月に「『卒業』からの卒業」、4月に「I was PUNK!!～グループ魂にあっちゃん（NEW ROTE'KA）は?～」と立て続けに配信シングルをリリースしたグループ魂が、5月に【新曲ができました！グループ魂の、今月はワンマン3回でカンベンしてくださいツアー】を開催した。ファイナルの場となった仙台は暴動（宮藤官九郎／G）の故郷。
客席には親戚一同がずらり顔を揃えるという、暴動も苦笑いな“おもしろ”の光景が広がっていた（笑）。
ステージに登場した港カヲル（46歳）は開口一番、「一番前に子供がいるね…大丈夫か!? 大丈夫なのか、お母さん！ 覚悟してお付き合いのほどを」と、さっそく観客いじり。しかも言ったそばから、「女はソフトクリームよりもチン○コが好きである！ なぜなら、ソフトクリームはペロペロ舐めるとなくなっちゃうけど、チン○コは永遠だから。こんばんは！ 夜の覚せい剤、港カヲルです」と、いじられたお母さんがお子さんの耳を両手でふさいでいたことを願うばかりの飛ばしっぷり。そして客席を見渡して、「東北、ブスばっかだな～。すげぇな、東北のブス！」と続けると、会場は大爆笑の渦に。
恒例のコール＆レスポンスは、「最近嫁が拒むので、一生中学生でいることにしました。中学生ご無沙汰！」。暴動が監督を務めた映画『中学生円山』をネタにし、さらには、ツアーが3本しかなく、しかもその日程が不自然だと言及、「誰の稽古休みに合わせてる感じ？ そして、週末は舞台挨拶ですか、『中学生円山』！」と更にかぶせる（笑）。いや～もう、これだからグループ魂のライヴはたまらない（笑）。
その暴走っぷりをよそにメンバーが颯爽とステージに登場、最後に破壊（Vo）が現われると、バイト君（大道具）が拡声器のサイレンを鳴らすなか、ヘビーなイントロに乗せて、パンキッシュな「歯医者なんて最後だ」をプレイ。「はい、どーも～！ こんばんは～！ 仙台～!!」とシャウトして、バンドの代表曲「ずるむケーションブレイクダウン」へと移る。
最初のMCでは、暴動自らが親戚を紹介。「年長者が座らないと、みんな座りにくいから」と、親戚と観客に着席をうながす（笑）。そして、「そんなに痛快じゃねーよ！ ビッグダディ」という叫びに端を発して、ビッグダディと別れた元妻の美奈子氏のヌードや、振り込み詐欺の新しい名称が“母さん助けて詐欺”に決まったことなどをネタにしては、破壊がバイト君の頭をスリッパで叩くというお馴染みのやり取りが繰り広げられた。
「I was PUNK!! ～グループ魂にあっちゃん（NEW ROTE'KA）は?～」では、あっちゃんがゲストに登場。「後ろの方のかた、決してゴールデンボンバーのメンバーではありませーん。ちょっぴりエッチで優柔不断な48歳、ニューロティカのセンター、あっちゃんでーす」と挨拶すると、「男の話と女のスカートは短いほうがいいってことで」と前置きしながらも、噺家（はなしか）ばりのトークを展開。そして客席の爆笑する様子を見て「新幹線代、元とった」と笑顔を見せると、暴動が「落語家じゃないんだから！」ともう1曲、ニューロティカの「ロックンロール クレイジーラン」をカバー。あっちゃんもスリッパを客席に投げ入れ、さらにはシンバルキックのパフォーマンスで客席を盛り上げた。
見どころはまだまだ続く。破壊、カヲル、バイト君がマイケル・ジャクソンばりの華麗なダンスを決めた「職務質問」、カヲルが池袋のソープランドで出会った、首の曲がったソープ嬢“仙台さん”の話を盛り込んでの（これがまた下品極まりない／笑）「いわきアンモナイト音頭」。さらに学生服にマスクをかぶったカヲルがメンバーに“中学生の頃の恥ずかしい思い出”をインタビューする“『中学生円山』をごり押しするコーナー”では、最後に回答する遅刻（G）を思いっきりビンタする恒例の場面も（笑）。そして本編ラストにプレイされた新曲「俺たち朝立ち友だちカチカチ」では、カヲルがラップを披露。
これが相当こなれた感じでカッコよく、先ほどまでセーラー服でTバック（…どころか、お尻も露出）を丸出しにしていた人とは思えないほどだった（笑）。
アンコールでは、破壊扮する9代目中村屋華左右衛門が登場、グループ魂の18番である「大江戸コース＆レスポンス」で抱腹絶倒の掛け合いへ。そして、今年3月に発売されたユニコーンのトリビュート・アルバム『ユニコーン・カバーズ』に収録した「服部」をプレイすると、“服部！”のコーラスが次第に“中村！”に変わり、再びコントに突入するという演出はさすがの展開だった。
メンバーそれぞれが役者、脚本家、ミュージシャン等々、各方面で大活躍しているグループ魂。暴動が『あまちゃん』の台本の執筆もひと段落するということで、バンドは待望のアルバム制作に入る予定だという。そしてまた、アルバムを引っさげて全国ツアーを開催してくれるだろう。その時はワンマン3回ではカンベンしません！ 大人が本気でふざけ倒すその姿を、全国津々浦々で見せてほしいものだ。
（取材・文／田上知枝）
≪セットリスト≫
1. 歯医者なんか最後だ
2. ずるむケーションブレイクダウン
3. SEARCH＆片思い
4. 「卒業」からの卒業
5. High School
6. I was PUNK!! ～グループ魂にあっちゃん（NEW ROTE'KA）は?～
7. ロックンロール クレイジーラン（NEW ROTE’KA）
8. 職務質問
9. くん兄さんVSアン姉さん～コール＆レスポンス
10. 君にジュースを買ってあげる（黒ハート）
11. いわきアンモナイト音頭 ～IN～べろべろ
12. 病み上がり
13. 中村梅雀
14. チャンピオン鷹
15. ＜リクエスト＞東北の魂
16. ペニスJAPAN
17. 押忍！てまん部
18. 俺たち朝立ち友だちカチカチ(未発表曲)
<アンコール>
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2. Over 30 do The 魂
3. グループ魂のテーマ
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