THE ALFEEが7月30日(土)、横浜アリーナにて、足かけ35年、30回目の夏のイベント『30th Summer! Best Hit Alfee 2016 夏フェス!』を開催した。

1982年、所沢航空記念公園で初の夏の野外イベント『ROCK'N' ROLL FIGHTING NIGHT 悲しみをぶっとばせ!!』を開催し、この年から春と秋のコンサートツアーとは別で夏のイベントを2006年の横浜赤レンガパーク特設会場で行った『YOKOHAMA STARSHIP』まで毎年開催していた。
そして2006年の『YOKOHAMA STARSHIP』で夏のイベントも25回を迎えたので、夏のイベントに一度区切りをつけたのだ。3年後、夏のイベントを復活をさせ、今年の夏のイベントで足かけ35年で30回目の開催となる。

ライブは約12,000人の観客の熱狂に包まれた状態でスタート。緞帳が下がり、ステージ中央約7mの高さに浮かぶ円形のステージの上に立つ3人が、ゆっくりと登場。まるでUFOからの降りてきたような登場に歓声が上がった。

いつも注目の集まる高見沢の本日の衣装は、彼のオリジナルエンジェルギターが6本もプリントされたもの。ギター好きがとうとうギターを衣装にしてしまったようだ。衣装に合わせて、エンジェルギターでパフォーマンスする高見沢は、計7本のギターを身に着けてパフォーマンス! 高見沢らしい派手な衣装がステージに映えた。





コンサートツアーを42年続けるTHE ALFEEそのもの「トラベリング・バンド」、ヒット曲「サファイアの瞳」「STAR SHIP-光を求めて-」を立て続けに披露。

MCでは高見沢が「僕たちTHE ALFEEは夏にデビューしているのに、全然夏の感じがないよね」と毎年夏のイベントを行ってきたとは思えないような話になったかと思えば、今一番の話題、「都知事選」にまで及んだ。坂崎に「都知事選に行った?」と聞かれた桜井は「今日と明日ここにいるんだから無理だろ」と失笑を誘い、高見沢は「俺は行ったよ。期日前投票! ちゃんと税金を使ってくれる人に入れたいよね。
私物は買ってほしくないね」。「坂崎は?」と坂崎に戻し、「今日と明日が大事なコンサートだから……」と桜井と同じオチをつけ、桜井と険悪なムードに……。そしてTHE ALFEEのファンにはお馴染みになってきた、ダチョウ倶楽部の「ともだちできた~」で仲直りをした。

なお、ステージでは都知事選に行っていないと話していた桜井と坂崎も、ちゃんと期日前投票に行っているのでTHE ALFEEは3人揃って投票済みということも関係者から確認ができた。

そして41年前にリリースしたTHE ALFEEの1stアルバム『青春の記憶』から「白いハイウェイ」を約40年振りにコンサートで披露。デビュー当時の曲からデビュー42年でリリースした通算65作目の最新シングル「今日のつづきが未来になる」まで、幅の広いTHE ALFEEらしい内容に観客も楽しんだ。

アンコールでは、THE ALFEEのメンバーが還暦を迎えてから、度々ステージに登場する『ザ・カンレキーズ』が登場。『BEAT BOYS』の「HEAT BREAK LONELY RAIN」を楽器を持たないTHE ALFEE扮する『ザ・カンレキーズ』がダンスとともに披露。楽器を一切持たない、踊るTHE ALFEEの3人はかなりレアだ。コンサート会場は、歓声と笑いに包まれた。




そして、彼らの代表曲「SWEAT&TEARS」は2016年今年に入ってコンサートでパフォーマンスするのは、今日7月30日のパフォーマンスがちょうど30回目。この曲の前に高見沢も「TOKYO BAY-AREAから30年! 今日は7月30日!! 30だらけの今日! 今年30回目の『SWEAT&TEARS』!!!」と叫び、観客と一体となった「SWEAT&TEARS」を披露した。


THE ALFEEは明日7月31日(日)も横浜アリーナにてライブを実施。10月6日(木)からは秋のツアー『THE ALFEE Best Hit Alfee 2016 秋フェス』をスタートさせる。
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