
8月19日、ASH DA HEROが『ASH DA HERO ONE MAN TOUR 2016 THIS IS LIFE』2公演目となるOSAKA MUSE公演を行った。
ASH DA HEROが今回のライヴのテーマと語っている“シアターオブロック”は「You Gotta Power」で幕を開けた。
「今日は大阪に何をしに来たかというと、東京公演の素晴らしい景色を超えに来ました。全力でかかってきてください!」と観客をあおり、序盤からライヴでしか聴くことのできない未発表曲も織り交ぜ、ロックナンバーを畳みかけ、感情を剥き出しにした攻撃的なパフォーマンスにフロアはヒートアップしていく。
MCを削り、“ロックンロールショウ”を追求した東京公演とは異なり、リラックスしたムードの中、「Somebody To Love」では、会場中がレゲエのリズムに身体を揺らしながらクラップするという、東京公演にはなかった一幕も。

ライヴ後半戦はツアータイトルでもある最新アルバム『THIS IS LIFE』の世界へと引き込んでいく。ギターをかき鳴らしながら、ASH DA HERO誕生の壮絶なストーリーを描いた「いつかの街で」で聴く者の心を震わせ、「上京難民」で夢を持って上京して目の当たりにした現実を語りかけ、「Never ending dream」で夢を問う。曲の最後に「お前が逃げなきゃゴールは逃げねぇんだ!」と叫ぶ声は、会場中の誰もの心に突き刺さったことだろう。
そして、これまで世間や自身に対する怒りや嘆き、苛立ちといった感情を吐き出してきたASH DA HEROが辿り着いた「Everything」へ。同曲で歌われている“すべてを抱きしめる強さ”を持つことができた彼が、不条理に満ちたこの世界に光を照らすように、「生命のリレー」「One Hundred Years Later」「THIS IS LOVE」で未来へ繋いでいく。ラストは「HELLO NO FUTURE」で会場中が笑顔に溢れた。
予定調和なアンコールを好まないと以前より語っていたASH DA HERO。それでも観客の声に応え、再びステージに戻ると、「1曲しか演らないからしっかり歌ってください」と披露されたのは「からっぽの街」。
ASH DA HEROという一人の男の物語を見ているような、まさにシアターオブロックと呼ぶにふさわしいステージとなった。残すは8月26日名古屋Electric Lady Land公演のみ。先の2公演を超えるパフォーマンスを見せてくれるに違いない。

≪LIVE情報≫
【ASH DA HERO ONE MAN TOUR 2016 「THIS IS LIFE」】
2016年7月27日(水)東京・TSUTAYA O-West
2016年8月19日(金)大阪・大阪MUSE
2016年8月26日(金)名古屋・Electric Lady Land
【a-nation stadium fes. 2016 powered by dTV】
2016年8月27日(土)味の素スタジアム [a-nation stadium fes. 2016 powered by dTVコミュニティエリア内resort stage]
ASH DA HERO出演時間:14:35〜14:55
【J-Rock Live to the World 2016 ~J-MELO 500 Anniversary~】
2016年9月21日(水)Zepp DiverCity TOKYO
出演:VAMPS / RIZE / THE ORAL CIGARETTES / (Opening Act) ASH DA HERO
【PARTY ZOO ~Ken Entwines Naughty stars~】
2016年10月2日(日)Zepp DiverCity Tokyo
出演:A9 / BAROQUE / Made in Asia / MUCC / Ken with Naughty stars(Special Guest:ASH DA HERO)/ (Opening Act)VALS
■ASH DA HERO オフィシャルサイト