「ど根性ガエルの娘」というマンガが、Web雑誌「ヤングアニマルDensi」(白泉社)で連載中だ。このマンガの作者は、超有名なギャグマンガ「ど根性ガエル」の吉沢やすみの、実の娘・大月悠祐子だ。他の代表作は「ギャラクシーエンジェル」など。ふんわりとした、萌え要素もあるかわいらしい絵柄だ。
最新15話が1月20日に公開。それがもう、すごいことになっている。

もっと詳しく話す前に、作品の紹介
「お父さんは大ヒット漫画家で、家族をめちゃくちゃにした人。」
「ど根性ガエルの娘」は、吉沢家──父と、娘と、家族の物語だ。吉沢やすみは、20歳で描いた「ど根性ガエル」が爆発的ヒット。好きな女性と結婚し、子宝にも恵まれた。しかし連載終了後、深刻なスランプに陥る。ヒット作に恵まれなかった彼は、パチンコや麻雀にのめりこんでいく。みるみるうちに減っていく貯金。
そして昭和57年、13本の原稿を落として、吉沢やすみは失踪する──。
Webで無料公開している1話は、このようなモノローグで〆られている。
「この漫画で私は 一度はどん底に落ち……… そして再生した 父と 家族の話を 描こうと思う」
地獄と呪いの蓋が開く
本作は、「週刊アスキー」(KADOKAWA)で2015年7月に連載開始。16年1月アップの10話で連載終了し、6月に「ヤングアニマルDensi」に移籍、11月から連載を再開した。
1話から7話までの本作は、「感動の家族の再生ストーリー」だ。破滅的な父親と、それに翻弄される家族。時にシリアス、時にコミカル、時にちょっと泣けたりして。紆余曲折あって、今はみんな幸せ。家族の愛って感動的だね!
何を「今さら?」と言ってるのか知らないけど、ここで「事件」と言っていることは、吉沢やすみが荒れてた云々をセンセーショナルに伝えてること、ではないことくらいは読解出来てるんだよな?
今さら? この話はかなり有名なはずだけど
奇しくも昨年こち亀連載終了時に、これが一番最初に読み切りで掲載された40年前の号の表紙がこの人の後継新連載だったな、読んでいたはずだが失礼ながらまるで記憶に無し…。