最近さまざまな場面で聞くことのある「マウンティング」という言葉。相手より優位に立っていることを示すための行為を指す。2014年には沢尻エリカさん主演のドラマ『ファーストクラス』(フジテレビ系)で認知が広がり、最近ではタワーマンションを舞台に女性たちが優位性を競い合う『砂の塔 ~知りすぎた隣人』(TBS系)でも話題になった。女性同士のマウンティングが話題になりがちだが、Twitterでは、男性による女性へのマウンティング行為が注目されている。

サブカル男子が女性に対して「マウンティング」!?


ある女性Twitterユーザーが2月26日、マニアックな音楽の話題を出すと「元彼の影響」と言われることを問題視。「そもそも、『元彼の影響』が悪いこと、ダサいことだとされている風潮自体がまったくわからない 好きな人が好きな物のことに興味があって吸収するのは正攻法の人間関係でしょ」とツイートした。

これに反応した別のユーザーが、男性側の心理を分析する。「サブカル男性が女性の知識に『元カレの影響』レッテルを貼るのは、そうであった方が安心できるからなんですよね。知識でマウンティングしてないと不安なタイプのサブカル男性が、目の前の『女の子』に負けたわけではなく、その背後にいる『元カレ』に、男に負けたのだと思えるから」とツイート。




これが話題になり、「女の子に知識で負けるってそんなに屈辱的なことなんですかね…」と女性に対して優位に立とうとする男性に疑問の声が。Twitterでは「『ボクチンと元カレとを比較しちゃヤダー』って感覚?」「他人と関わったら何かしらの影響は受けるのに、それを元カレだからって受け入れられないのはつまらない人だよね」と、「元カレの影響」を嫌がる男性に対しても反発を感じる人が多いようだ。

過去に同様の話題として、映画評論家の町山智浩さんが2013年に「女の子が急にマニアックなこと言い出したら、たいてい男の影響」とツイートして猛反発を受けていた。
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