AK-69が開催した『DAWN PREMIUM CLUB TOUR 2017』が、先週末21日(金)福岡bijou、22日(土)沖縄epicaで大円団を迎えた。今回は自身のホームグラウンドであるクラブを巡るということに重点を置き、キャパにして300~500人という小箱でお客さんとの距離感を大切に、敢えて厳選した5箇所で開催されたツアーである。


自らが代表を務めるFlying B Entertainmentの所属アーティストであるHIDE春とCITY-ACEの2名のシンガーが会場を暖めた後、満を持してAK-69が登場。タイトルの通り、昨年Def Jam Recordingsと契約し発表したアルバム『DAWN』(読み方:ドーン)のリリースツアーということで、表題曲「Dawn」から幕を開けた。

福岡公演の3曲目「Forever Young feat. UVERworld」では、「このクラブツアー初のゲストが来てくれたぞ。ドームクラスのライブをするスーパースターがこのクラブに来てくれたぞ!」と、サプライズでUVERworldのボーカルTAKUYA∞を呼び込むと、まさかのゲストにさらに会場はヒートアップ。TAKUYA∞も「ロックもヒップホップも関係ねぇ。最高の夜を楽しもうぜ!」と観客を煽り、大合唱が巻き起こった。ジャンルの壁を超え、お互いのライブに度々サプライズで登場する両者。心から繋がり合っていることを感じさせるコラボレーションだった。

中盤には、男性客とシャンパンで乾杯して踊る「Hangover」や、女性客に向けて歌う「Baby」など、お客さんをステージ上に招き入れるパフォーマンスがあったりと、各所に一体感を感じさせる演出や、MC中に最前列のお客さんが「サインして!」と色紙を差し出すと、「お前それ新しすぎるだろ(笑)。でも面白いからいいよ」とサインをするシーンも。アットホームな空気と、鬼気迫るライブのギャップが印象的であった。

後半に差し掛かると、会場の熱気に衣装を脱いで上半身裸で歌い上げるAK-69。
今ツアーで初披露の楽曲から、過去の人気楽曲を含めラストの「Flying B」まで、幅広い選曲のセットリストで約1時間半を駆け抜けると、会場からは多数のアンコールの声が上がった。

しかし、スタッフから時間の関係上難しいというアナウンスが入ると、出演者全員がステージ上に再登場し、皆と記念撮影。AK-69は「お前ら本当に最高だよ。次は10月の武道館だからな。絶対やべえもん魅せるから絶対来いよ!」と、10月18日に開催が決定している3年半振りの日本武道館公演への抱負を語り、温かい歓声と拍手でクラブツアーは幕を閉じた。

なお、福岡公演は動画アプリ"FRESH!"で生中継も行われ、現在一週間限定のアーカイブ放送を実施中だ(有料会員限定)。

≪ライブ情報≫
【DAWN in BUDOKAN】
2017年10月18日(水)日本武道館

■AK-69 オフィシャルサイト
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