■CANDY GO!GO!/ニューシングル『CANDY』インタビュー(1/4)
アイドロックというロックとアイドルの新しい形を突き進むCANDY GO!GO!。フルバンドと共に盛り上がった7周年記念のワンマンライブのこと、そして初めて全編バンドとレコーディングに臨んだロック色の強いニューシングル『CANDY』についてメンバー全員に話を訊いた。
(取材・文/西沢フミタカ)
この5人なら“いけるじゃん!”と確信した7周年記念ワンマン
――先日のワンマンライブ(7月3日『GIGS~7th ANNIVERSARY-BORDERLESS-』@新宿ReNY)はいかがでしたか?
全員:超楽しかったね!
関根ゆみ:はい、先日のライブは7周年記念の特別なものだったんです。私は唯一の初期からのメンバーなので、今までの7年間とこれからのCANDY GO!GO!を観せることができたと思います。最近、足が遠のいていたファンも久しぶりに来てくれて、「今のCANDY GO!GO!いいね!」とか、「知らない曲ばっかりだったよー」など、いろいろな意見がありましたが、結果的に皆さんから、「よかったよ」という言葉をいただけたので、満足したワンマンライブになりました。
菜月アイル:これまでは、ちょっとアイドルっぽい曲が多かったんです。でも今回のワンマンライブはアイドルからロックユニットに進化した形で、セットリストも昨年12月に出したメジャー1stアルバム『IDROCK』(PERSONZ本田毅氏作曲による2楽曲を始め、ハシグチカナデリアやFEELFLIPなどのアーティストからも楽曲提供を受けたロック色の強い作品)や新曲を中心にしてアイドルっぽい曲を入れなかったので、新たなCANDY GO!GO!になれたかなって。
高城しおり:ワンマンライブをやったのが1年9ヶ月ぶりなこともあったし、今回は初めて全曲にバックバンドを付けたので、前回とはかなり違ったいいライブになりました。
なぎさりん:ワンマンライブのタイトルに“BORDERLESS”と入っていますが、私たちがアイドルとロックバンドの境界線を壊すぞという意気込みで付けましたし、きっと壊せたと思います。個人的にはメンタルは強い方ですけど、今回は忙し過ぎて、ワンマンライブの前にメンタル崩壊寸前になってしまいました。でもこのメンバー5人がいてくれたおかげで、乗り越えることができたし、絆も深まって、よりCANDY GO!GO!が大好きになったワンマンライブでした。
磯野未来:私は今回のワンマンライブは試練的な意味合いが強かったです。初めて5人で挑むワンマンライブだし、新曲のリリースも近かったので、スケジュール的にもかなり忙しくて、心身共にやられてしまって……。でもワンマンライブを無事に乗り越えられたことで絆も深まったし、この5人で頑張っていけるなって。今年になってメンバーが2人脱退していたのもあって不安も大きかったですが、この5人なら“いけるじゃん!”みたいな気持ちが強くなりました。
――ファンの方の反応はどうでした?
菜月アイル:最近ではアイドルのイベントよりも、バンドのライブに呼んでもらうことの方が多くなってきていて、そっち(バンド)系のお客さんも増えているんです。そのせいか音を楽しんでくれているのがステージから見てよくわかりました。あと、ウチのメンバーでは磯野となぎさがバンド好きなので、二人がいろいろなアイデアを出してくれて、バンドでしかできないことが今回できました。
――お二人は、どんなバンドが好きなんですか?
磯野未来:今はもう有名になってしまったんですけど、RADWIMPSですね。あとはクリープハイプとかBIGMAMAとかONE OK ROCKなどのロキノン系のバンドが好きです。
なぎさりん:私は浅く広く聴くんですけど、今ハマっているのは岡崎体育さんですね。ロキノン系もビジュアル系も好きですが、何よりウチの事務所の社長が氷室京介さんが大好きで、今回のワンマンのタイトルの中にも“GIGS“って言葉を入れてしまうくらい(笑)。ライブにもけっこう行っていて、この間も磯野と一緒にフェスに行ってきました。ワンマンライブの前だからこそ観に行きたくて……。
――それはどうして?
なぎさりん:刺激を受けたかったからです。今回のワンマンがにわかバックバンド付きライブみたいになってしまうのが嫌だったんです。ただ演奏がバックバンドに代わっただけだと、結局今までとやっていることは一緒じゃないですか? もっとバンド感を出したくて、バンドのメンバーに無茶ぶりをしましたね。普段はオケで流しているラップの部分を歌ってもらったり、ギタリスト同士が背中合わせで弾いているところが見たいって(笑)。バックバンドじゃなくて、私たち5人とバンドの4人で9人のCANDY GO!GO!だっていうものにしたかったんです。
磯野未来:ギターソロのときはメンバーを押しのけてもいいから、前に出てきてもらったりね。バックバンドって後ろで大人しく弾いているイメージがありますが、そういうのが嫌だったんです。ワンマンライブではセッションタイムも作って、がっつりバンドに目立ってもらいました。
なぎさりん:ちょっと悲しかったのは、ワンマンライブでいちばん盛り上がったのがセッションタイムだったっていう……(笑)。
――インタビュー2へ
≪リリース情報≫
New Single
『CANDY』
2017.06.28release
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