
可愛い後輩から影のある人物まで幅広く演じる俳優・千葉雄大。そんな彼が12月16日(土)から公開される「映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活」に物語のキモとなる「鬼まろ」と契約を交わす孤独な少年・トウマとして出演! 今回映画の話をはじめ、千葉雄大にとっての2017年について語ってもらった。
―最初にアニメ「妖怪ウォッチ」の新たなキャラクターを演じると聞いた時は、どんな気持ちでしたか?
千葉雄大(以下・千葉):ワクワクしました! 僕が演じたトウマは孤独を抱えた少年ですけど、バトルシーンもあるということでテンションが上がりましたね。
―「妖怪ウォッチ」は、前回の劇場版だとアニメと実写が入り混じるなど、ユニークな試みが特徴的でしたが、今作で驚いた点は?
千葉:まず、ジバニャンたち妖怪の顔が違うんですよ!普段はかわいいのに、シャドウサイドだと声も違って、めっちゃ重低音かかってるんです(笑)。『何とかだニャン』みたいのがないんですよ!それから、“鬼太郎”たちが登場することにも驚きました。僕は野沢雅子さんたちの声が入っている状態でアフレコをさせていただけたので、「ああ、すごい! 鬼太郎の声だ」と思って、グッと来ました!
―千葉さんは上白石萌音さんの声も聞きながら、アフレコできたんですよね?萌音さんの声優っぷりはいかがでした?
千葉:いや、本当にすごいなと思いながら、聞いていました。ナツメは前向きな女の子ですが、芯の強さや優しさなどの細かいところを表現されていて、本当にすごい! 僕は萌音ちゃんの声に助けられながら、演じたところが大きかったです。
―アニメのアフレコは、どんなところに難しさを感じますか?
千葉:自分では気持ちが入っているつもりでも、それが伝わっていなかったりするとギアを変えて演じる必要があることですかね。でも、そういう表現ばかり気にすると心が置いてけぼりになってしまったりするので、どちらも持ちながら演じるのが難しいと思いましたし、声優さんって本当にすごいなと改めて思いました!

―トウマは闇を抱えた孤独な少年ですから、抑えた演技はさらに難しそうですね
千葉:そうなんですよね。あんまり抑えすぎるとたまに28歳が出ちゃうんです(笑)、そういうところを音響監督さんにご指導いただきながらやらせていただきました。孤独を抱えている部分を演じるのは難しかったですが、後半はワーってできました(笑)。
―千葉さんのオススメシーンは?
千葉:ナツメちゃんが最後に妖怪を召喚するシーンが好きです。ナツメちゃんを見ていて、グッと来る瞬間が描かれているので、いいなって!そして、お子さんには戦闘シーンで興奮してもらえると思います。
―その一方、親御さん世代も楽しめそうなストーリーですよね?
千葉:親御さんも不意打ちでグッと来るシーンがたくさんあると思います。
―千葉さんが一番好きな妖怪は?
千葉:僕は以前からコマさんが好きでした。コマさんって、何の気なしにおしっこしたりしますよね?そういうところがすごい面白い(笑)。

―では、最後に。2017年もいよいよあとわずか。今年はどんな年でしたか? そして、来年の抱負をお聞かせください。
千葉:僕は今年、いろんなジャンルのお仕事をさせていただいたんです。ドラマ、映画、舞台、この声優もそうですが、こういった形は自分がお芝居をする上で目指していたものだったので、来年も垣根を作らずにいろんなジャンルのお芝居に挑戦したいと思っています。それと同時にいざ不慣れなジャンルにチャレンジすると、もっとこうしたいなという欲も湧いてきて…。来年はそういうところを丁寧にやっていく年にしたいですね。
―では、プライベートで挑んでみたいことは?
千葉:英語です。この秋やらせていただいた舞台の演出家さんが外国の方だったのですが、もうちょっと話せたらいいなと思ったので、本格的に勉強したいです!
■PROFILE
ちば・ゆうだい
1989年3月9日生まれ、宮城県出身。
撮影/後藤利江 取材・文/及川静
■映画「妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活」
12月16日(土) 全国ロードショー
製作総指揮
原案・脚本 :日野晃博
原作 :レベルファイブ
監督 :ウシロシンジ
特別出演 :上白石萌音、千葉雄大
配給 :東宝
公式HP :http://www.eiga-yokai.jp
(提供:ヨムミル!Online)