BOYS AND MEN、ヒャダイン手掛る新曲は「自分たちにとってのアゲアゲソング」/インタビュー
(左から)小林豊さん、土田拓海さん、田村侑久さん/撮影・稲澤朝博(C)エキサイトニュース

an超バイト×エキサイトニュースのコラボで実施するインタビュー企画。第4弾は、東海エリア出身・在住のメンバーで構成されたエンターテイメント集団、“ボイメン”こと、BOYS AND MENのメンバーの中から、田村侑久さん、小林豊さん、土田拓海さんの三人が登場。9月12日にリリースされるヒャダイン作詞・作曲の最新シングル『炎・天下奪取』について、ボイメンらしい息の合ったユーモアのある会話も交えながら、語ってもらった。また、ナオト・インティライミがボイメンのために書き下ろしたカップリング「あなたに出逢えたこと」について、そして2019年1月14日に控えるボイメン史上最大規模となる地元・ナゴヤドームでの公演への意気込みなども話してくれた。

――ニューシングル『炎・天下奪取』がリリースされます。「帆を上げろ!」に続き、ヒャダインさんの作詞・作曲となりますね。

田村侑久(以下、田村):またヒャダインさんとのコラボってことで、最初に聴いたときからテンションアゲアゲでしたね。

小林豊(以下、小林):ヒャダインさんが僕たちに向けて書き下ろしてくださったので、ここが自分のパートかって思いながら(デモを)聴きました。

土田拓海(以下、土田):「帆を上げろ!」のときに僕たちの個性を知っていただいて、それで書いてくださったので、歌詞もメンバーに合ったものになっていてすごく嬉しかったです。こういうパートを歌わせてもらえるんだ、って。逆に勇翔とかはいつもだったら歌わないようなパートを歌っていたりして、チャレンジの気持ちだったり、そういうヒャダインさんからのメッセージを感じ取ったメンバーもいます。
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撮影・稲澤朝博(C)エキサイトニュース


――この曲を受け取ったあとに、ヒャダインさんとはお話されましたか?

小林:僕は仕事でご一緒する機会があって、そのときに「ゆーちゃむ(小林)のところはバリバリアイドルに作っておいたから、そこはゆーちゃむらしく歌ってね」って言われました。あとほかのメンバーの話もして、「リーダー(水野勝)のジャイアン声はボイメンの曲に合うよね~」とか。

田村:俺は? 俺は?

小林:(わざと無表情で)二人の話はなかった。

土田:俺、何も聞いてないのに傷つけられた(笑)。

田村:僕はずっとヒャダインさんに無視されているんですよ。だから、僕のパートは<よーそろー>しかない。

――一番目立つところじゃないですか。

田村:あははは(笑)。そうなんです。ありがたいです、ホント。
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撮影・稲澤朝博(C)エキサイトニュース


――楽曲自体にはどんな印象を持ちましたか?

田村:ヒャダイン節だなって。音数が多かったり、夏っぽいセミの声とか、野球のバットで球を打つときのカキーンっていう音が入っていたり。

小林:そうなんだよね。こんなにいろんな要素を入れて、よくまとまったなって(笑)。

土田:1番はAメロ、Bメロ、サビっていう流れなのに、2番はAメロから<よーそろー>きっかけでサビに入っていて。そういう展開とか勢いがヒャダインさんっぽいなって。面白いですよね。

――レコーディングはどんな感じでしたか?

田村:きちんと歌おうっていうよりは、個性を出すことを意識しました。自分全開、田村120%みたいな(笑)。勢いを大事にして歌ったら、一発OKでした!

小林:僕はどの曲でもそうなんですけど、ライブで歌っているところを想像しながら歌います。だから今回はライブではアゲアゲになるだろうなって思ったので、テンション高く歌いました。ノリノリで汗かきながら(笑)。
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撮影・稲澤朝博(C)エキサイトニュース


土田:僕のパートが“コイツらとしか 出来ないことが確かにある”っていうところなので、メンバーのことを思い浮かべながら歌いました。

小林:(ニヤニヤ笑いながら)そこ、メンバーみんなの意見なんですけど、(土田に)“コイツら”とか呼ばれたくないんですよね。

田村:こいつに“コイツら”って言われると腹立つ。

土田:あははは(笑)。

小林:“あなた様たち”とか。

田村:“皆様”でいいよ。

小林・田村:(節をつけて二人揃って歌う)“皆様としか 出来ないことが確かにある”

土田:他人行儀だよ。仲良くなさそうじゃん。

小林:これもう、ヒャダインさん書いたってことで我慢してますけど。あっ、でもまだ発売はしていないので、一回、ヒャダインさんに電話して相談します。まだ変えられる。

全員:あははは(笑)。

――歌詞で気に入ってるフレーズはありますか?

土田:僕は自分のところが好き。本当に僕もそう思っているので。

田村・小林:(わざと無表情に)

土田:そういう顔すな! 僕はやっぱりこいつらとしかできないって思っているので。

小林:俺らはつっちーとじゃなくてもね?

田村:(うなづく)

土田:チームワーク崩壊ですわ(笑)。でもすごくいい歌詞を僕にくださったなって思いました。ここの振り付けはフリーなので、後ろから前に出てくるときにメンバーの顔を見ながら歌っています。
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小林:俺は一回も目が合ったことない。(田村に向かって)ある?

田村:ない。

全員:あははは(笑)。

――これこそコイツらとしかできないやり取りじゃないですか(笑)。

田村:ボイメンの曲って聞いてくれる人たちに届くように歌うのはもちろんなんですけど、自分たち自身に向けて歌うようなところもあって。“自分に負けたら 一番だっせえ”とか、“HP ゼロだって 気持ちで乗り切れ”とか。ホントにライブ中にHPゼロになることあるので(笑)。そんなときにこの曲を歌うと、このタイミングで行かなきゃ! っていう気持ちになります。自分たちにとってのアゲアゲソングでもあります。

――ちなみに今、皆さんが“奪取”したいものは?

小林:時間! とりあえず旅行に行ける時間と、ケーキ屋さんが閉まる前に帰れる時間。月1、2回でいいから早く帰れる日があると嬉しい。

――それは確かに奪取したいですね(笑)。

土田:僕は紅白歌合戦の出場権。去年、目標にしていてそれが達成できなかったので、ことしは奪取したい。

田村:新規ファンを奪取したいです。僕ら来年の1月14日にナゴヤドームでライブをするんですけど、新しいファンを増やして、もっとたくさんの人に観に来てもらいたい。だから、そういう新しく僕らを知ってくださる方と出会う機会も奪取したいです。
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――そういう意味では、今回のミュージック・ビデオは新しい方と出会うきっかけとなるようなインパクトがありますよね。コンセプトはどの段階で聞いたんですか?

田村:今回はギリギリでした。最初に銭湯でロケですって言われたときは、全然イメージが沸かなくて。僕らはそれこそ「炎・天下奪取」だから、海でビーチフラッグをやったりとか。

土田:あとは甲子園目指して頑張るみたいなのとか。

田村:そういう系かなって思ったら、メインは銭湯ですって。正直、大丈夫これ? って思ったんですけど、絵コンテみたら面白そうだなって。

――裸のシーンがほとんどですが、事前に身体作りをしている時間はあったんですか?

小林:メンバーの半分くらいは、前日に筋トレしたとか言ってました。

田村:ちなみにここにいる三人は全くしてないです(笑)。

土田:ありのままで勝負したね。たぶんMV観た方は、“でしょうね”って思ってると思いますけど(笑)。

田村:僕らは脱ぎ慣れているので、もう脱ぐって言われても何とも思わないです。

小林:よく脱がすよね~っていうくらいの感じ(笑)。

田村:でもどうせやるならパンチがあった方がいいので、そういう意味でいいなって思いました。
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撮影・稲澤朝博(C)エキサイトニュース


――現場はどうでしたか?

小林:カメラから見て映らないようにみんなで角度合わせてとかやってるんですけど、まあ、カメラをちょっとずれたら全部見えてます(笑)。

土田:映っちゃうと、カメラさんから「映ってるよ!」って注意されるんで。

田村:でも結構テンポよく、和気藹々とできました。

――元プロレスラーのキラー・カーンさんとの共演シーンどうでしたか?

田村:背が高かったね。

小林:手もすごく大きくて、僕らの顔なんてつまめるんじゃないかと(笑)。圧倒されました。

土田:有名なモンゴリアン・チョップって技をやってもらったんですけど、軽めにやってはくださったんですけど、マジで痛かったです。なのであれはみんな素のリアクションです。

小林:みんながやられてるのを、大げさにリアクションしているのかな?って思ってみていたんですけど、自分の番が来たら、痛!って。
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――あははは(笑)。それから、振り付けのポイントも教えてもらいたのですが、とても覚えやすそうですよね。

小林:振り付けはラッキー池田さんにお願いしたんですが、これからボイメンのことを知ってくれる人たちも初見で一緒に踊れるような振りをお願いしますっていうオーダーをしました。夏なのでフェスとかイベントが多いので、そういうところでやってもみんな一緒に踊ってもらえるようなものにしかったので。この間、実際に普段の僕らのライブとは違って男性が多い場所でも、皆さん一緒に踊ってくださっていて。ホントに簡単だったみたいで、一番が終わったら二番からは自然とやってくれていました。

――カップリングの「あなたに出逢えたこと」はナオト・インティライミが手掛けられていますね。

土田:フェスの会場で一緒にサッカーをやったことが出会いのきっかけだったんですけど、ナオトさんがアニキ肌で。

田村:ボイメンは舎弟感が得意なので、「アニキ、アニキ~」って懐いて行って(笑)。

小林:それで今回、ボイメンに曲を作ってくださいませんか?ってお願いしたら、ボイメンのために一から書くって言ってくださって。ストックしてある曲からとかではなくて、僕らのために書いてくださったんです。で、ボイメンってことで熱い系の曲かなって思っていたら、しっとりとしたバラードで。それはびっくりしましたけど、僕らにこの曲を伝えろよって言ってくれているんだなって思いました。
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――心に響く言葉が詰まった歌詞ですよね。

田村:特定の人に向けているんじゃなくて、どの人にも置き換えることができるんですよね。家族にでも、友達でも、それこそ僕たちで言うと、ファンの人たちに向けてもっていう。

小林:“あなたに出会えたこと ホント感謝している”っていう歌詞は、ホント照れ臭い言葉だなって思ったら、そのあとに“照れ臭いけれど”っていう歌詞が続いていて。そんな風にすべてがストレートで素直な言葉なんですよね。

土田:真っすぐに気持ちを伝えるのって恥ずかしい部分があるんですけど、それを曲として書いてくださったとことで、ストレートに伝えられるのがいいなって思いました。ボイメンって結構、そういう風に真っすぐ伝えるのができないところがあるので。個人的には“何の不自由のない生活に 色彩をくれたのはあなたでした”っていうところが好きです。聴いてくださったそれぞれの皆さんの生活で、ホントにそう思っていただけたら嬉しいなって。
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撮影・稲澤朝博(C)エキサイトニュース


――それからもう一曲。「つっぱりパッショネイト」は、ボイメンのことを歌った歌ですよね。

田村:そうです。僕らのことを歌いつつ、名古屋弁を使っていたり、名古屋あるあるみたいなのが入っていたりするので、名古屋+ボイメンの名刺みたいな感じですね。

土田:掛け声とかも多いので、ファンの方が一緒にやってくれるようになれば、もっと盛り上がる曲になるのかなって思います。

――では最後にこのシングルを持って、ナゴヤドームへ向かう今後のボイメンに期待してもらいたいことを教えてください。

土田:ボイメンって今回のMVもそうですけど、新しいことにどんどんチャレンジして行くグループなので、そういう存在として楽しみにしていて欲しいなと思います。これからも皆さんがイメージしていないようなことをやって行きます。

小林:僕らは名古屋出身のグループで、地元を大事にはしていますけど、全国、それこそ世界のいろんな人に笑顔や元気を届けたいと思っています。以前、47都道府県ツアーをやりましたけど、一回じゃなくてまたやりたいですし、本当に皆さんに会いに行きたいって思っています。会いに行ってこそのボイメンだと思うので、そこは期待していてください。有言実行!

田村:僕らは今、まだ雛の状態で、ナゴヤドームで巣立って、羽ばたいて行くって思っているんです。巣立ちの瞬間って一生に一度ですから、ぜひその瞬間を見に来て欲しいです。それから、これまで支えてくださったファンの方、名古屋の方々に恩返しができるライブにもしたいと思っています。なのでファンの方は僕らのありがとうを受け取りに来て欲しいなって思います。
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撮影・稲澤朝博(C)エキサイトニュース


取材・文/瀧本幸恵
撮影/稲澤朝博

【プロフィール】
2010年、東海エリア出身・在住の10人のメンバーで結成されたユニット「BOYS AND MEN」通称ボイメン。トレードマークである学ランを身に纏い、歌・ダンス・芝居だけでなくミュージカルなどもこなすエンターテイメント集団。東海地方をはじめテレビ・ラジオのレギュラーが多数放送されている。2019年1月14日にはナゴヤドームでのライブも決定し、東海地方を代表する男性グループとして話題を集めている。

リリース情報


SINGLE
「炎・天下奪取」
2018.9.12 ON SALE





ライブ情報


2019.1.14 ナゴヤドーム単独ライブ

<誠ツアー>
6月24日(日)Zepp Tokyo
7月22日(日)Zepp Nagoya
8月3日(金)Zepp Osaka Bayside

<YanKee5ツアー>
10月6日(土)Zepp Sapporo
10月20日(土)BARK UP FUKUOKA

BOYS AND MEN公式サイト



(提供:パーソルキャリア