ASKA、歌手活動再開へ 「ストリーミング配信でミュージシャンがいなくなる」

■ベストアルバム制作 最初は抵抗があった
ASKA、歌手活動再開へ 「ストリーミング配信でミュージシャンがいなくなる」
撮影/石井 小太郎

――この度、ファンが選んだ『We are the Fellows』と、自身が選んだ『Made in ASKA』の2種のベスト・アルバムを10月17日に同時発売されますが、自身で聴き返してみていかでした?

ASKA:実は初めてなんです、このような自分がキチンと監修するベスト盤は。本来、自分はこのような類いが苦手で、ずっと敬遠していたんです。これまでも多くのベスト盤が出てましたが全てノータッチでしたから。

――それには何か理由でも?

ASKA:深くは語りませんが、そういうものに抵抗がありました。

――それがどうして今回は?

ASKA:考え方が変わったんです。『We are the Fellows』は僕の音楽をずっと聴いてきてくれていた方々が楽曲を選んで下さったんですが、人気投票の順で1位から13位までを、そのまま並べただけなんです。自分で決めたり並べたら決してこうはなってなかったでしょうね。逆に僕の発想にはなかった曲や曲順になったんで、ちょっと驚きました。

――それは?

ASKA:ファンの方が選んで下さった楽曲となると、やはり自身のマニアック心等もあり、あえて自分だけが好きな曲を選びがちなんですが、例えば、「はじまりはいつも雨」のようなポピュラーな曲が上位に入っていたのは意外でした。その辺りは幅広い人に向け、僕よりも客観的に選んで下さったのかも。いわゆる「自分が聴いてきたASKAで、世間に紹介するとしたらこの曲」みたいな。

――対して『Made in ASKA』はご自身の選曲ですね。

ASKA:当初はわりと選曲で苦しむだろうと覚悟して臨みましたが、わりとすんなり決まりました。『We are the Fellows』に入ってない曲の中から大枠を選び、そこから絞っていったんです。加え、選曲のリクエストの際に、「この中から選んでください」と提示した曲以外から選んできた曲があって。予想にもしませんでした。

――それが「cry」ですね。こちらは1995年に黒田有紀さんにASKAさんが楽曲提供された曲ですもんね。

ASKA:ステージでは歌ってきてたので、みなさん自分の曲のように思って下さっていたんでしょう。みなさんが求めていたのはステージでの僕が歌うバージョンでしょうから、あえてそのステージの際と同様にそのままのアレンジや歌唱法で録りました。それこそ当時20歳の女の子が歌うように作った曲なので、“還暦の僕が歌って大丈夫かな?”との迷いもありましたが(笑)、あえて歌詞もそのままで歌いました。逆にこれが「歌」だなと実感しましたね。世代を超えることができる。
ASKA、歌手活動再開へ 「ストリーミング配信でミュージシャンがいなくなる」
撮影/石井 小太郎

――あと、こちらには新曲も入っています。

ASKA:この曲は聴いて下さる方を驚かせたくて入れました。これはそれこそディズニーっぽい曲で。歌詞に関しては、今、月一ぐらいでメンバーが変わりながら、福岡で同窓会みたいなものをやっているんです。小学校時代を基に、幼稚園から高校までの同級生が混じり合って参加する感じで。そこでは色々なことを語り合っていますが、どれも昔を懐かしむだけではなく、みんな今を語り合っていて。それがすごくいいんです。そうか、俺たちは冒険をしてきたと思えばいいんだと。みんな色々と経てきたけど、今、ここに一緒に居る。それが答えだろうと。それをテーマに書きました。歌もあえて子守歌風に歌っていて。そうそう、この曲には小学校時代の校歌も一部も盛り込んでるんです。

――話を配信に戻すと。これだけのインフラが整ったら、これからはスピーディに新曲が届けられそうですね。

ASKA:そこは分からないですね(笑)。歌を作って、みんなの前で歌っていられる。それがずっと続けばいいなとは思っています。歌いたいと思えているうちは歌っていきますよ。エンタテインメントの最たるところは、楽しんでくれているお客さんを見て、自分も楽しむことですから。

取材・文/池田スカオ和宏
撮影/石井 小太郎

【プロフィール】
1979年CHAGE & ASKAとして「ひとり咲き」でデビュー。「SAY YES」「YAH YAH YAH」「めぐり逢い」など、数々のミリオンヒット曲を世に送り出す。音楽家として楽曲提供も行う傍ら、ソロ活動も並行し、1991年にリリースされた「はじまりはいつも雨」が、ミリオン・セールスを記録。同年のアルバム「SCENEII」がベストセラーとなり、1999年には、ベスト・アルバム「ASKA the BEST」をリリース。また、アジアのミュージシャンとしては初となる「MTV Unplugged」へも出演するなど、国内外からも多くの支持を得る。2017年には、自主レーベル「DADA label」より、アルバム「Too many people」「Black&White」 等をリリース。

リリース情報


ベストアルバム
『We are the Fellows』『Made in ASKA』

10月17日リリース


ライブ情報


billboard classics ASKA PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2018 -THE PRIDE-
2018年11月5日(月) 開演19:00
東京:東京国際フォーラム ホールA 東京フィルハーモニー交響楽団
2018年11月14日(水)開演19:00
大阪:フェスティバルホール 大阪交響楽団
2018年11月26日(月)開演19:00
仙台:仙台サンプラザホール 東京フィルハーモニー交響楽団
2018年12月3日(月)開演19:00
東京:東京国際フォーラム ホールA 東京フィルハーモニー交響楽団
2018年12月6日(木)開演19:00
東京:東京国際フォーラム ホールA 東京フィルハーモニー交響楽団
2018年12月8日(土)開演17:00
西宮:兵庫県立芸術文化センター 大ホール ビルボードクラシックスオーケストラ
2018年12月10日(月)開演19:00
京都:ロームシアター京都 大阪フィルハーモニー交響楽団
2018年12月13日(木)開演19:00
札幌:札幌コンサートホールKitara 札幌交響楽団
2018年12月15日(土)開演17:00
横浜:神奈川県民ホール 大ホール 東京フィルハーモニー交響楽団
2018年12月19日(水)開演19:00
福岡:福岡サンパレス 九州交響楽団

ASKA公式サイト



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「ASKA、歌手活動再開へ 「ストリーミング配信でミュージシャンがいなくなる」」の みんなの反応 7
  • 匿名さん 通報

    新しいアルバム発売楽しみです。頑張れ、ASKA!

    8
  • 匿名さん 通報

    復帰待っていましたょ!ASKAさんはプロの中のプロ!ヤジに負けずに頑張って下さい!挫折を糧にして更に良い曲を沢山作って欲しいです。ずっと聴き続けたいから、身体に良い事だけにしてね!

    7
  • 匿名さん 通報

    「今を生きる」ですね! さすがASKAさんです!

    6
  • 匿名さん 通報

    4トラ、アコギ一本でも良い曲は創れるよ。そんな事より、自分の中に居る悪魔と死ぬ迄上手く付き合って生きなさい。 人として…

    5
  • 匿名さん 通報

    大昔に石田ショーキチが黒沢健一との対談で”ミュージシャン”は職業の名前でもあるけどその人の生き方、人生の部分があると言っていたけどな。

    1
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