BUCK-TICKスタンディングツアー豊洲公演 『No.0』の“愛と死”の循環をシンプルな舞台で体現

BUCK-TICKスタンディングツアー豊洲公演 『No.0』の“愛と死”の循環をシンプルな舞台で体現
撮影/田中聖太郎写真事務所

BUCK-TICKが、10月13日よりスタートした全国ツアー『TOUR No.0 - Guernican Moon -』の東京公演を11月10日(土)三日月の夜、豊洲PITで行った。

このツアーはアルバム『No.0』を携えた、全国19ヶ所21公演のスタンディングツアー。3月から7月まで行われたホールツアー『BUCK-TICK 2018 TOUR No.0』は重厚なステージセットや楽曲を彩る映像と共に、スケール感のあるパフォーマンスで『No.0』のストーリーに観客の心をグッと引き込んだステージだったが、今回のスタンディングツアーは、ウィットに富んだセットリストと開放感のあるステージングで、テーマは変わらずとも、その世界観を一緒に体感するものへと変化させていた。

BUCK-TICKスタンディングツアー豊洲公演 『No.0』の“愛と死”の循環をシンプルな舞台で体現
撮影/田中聖太郎写真事務所

BUCK-TICKスタンディングツアー豊洲公演 『No.0』の“愛と死”の循環をシンプルな舞台で体現
撮影/田中聖太郎写真事務所


例えば「光の帝国」での手拍子のシンクロ具合や、「GUSTAVE」での猫の手ダンスの狂乱ぶりはホールツアーからさらにパワーアップしていたし、メンバーの一挙手一投足に反応する歓呼の声はより高らかで、レポートする者として平静を保とうとするも、どうにも心が踊る。ヤガミ・トール(Dr)の抑揚のあるドラミングや、樋口豊(Ba)の歌うようなベースラインがグルーヴを生み、エッジの効いた星野英彦(Gt)のギターリフと、ノイジーかつエモーショナルな今井寿(Gt)のギターサウンドが絡み合い、会場の高揚感をさらに引き上げる。そして、ホールツアーでは楽曲を演出する映像や照明の中で演じるように歌っていた櫻井敦司(Vo)の表現力はより洗練され、情感豊かなヴォーカルと、よりアグレッシヴになったパフォーマンスだけで、映像的と言われる『No.0』の世界をシンプルなステージ上で体現してみせた。

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