
TAEMIN(from SHINee)/11月28日に1stフルアルバム『TAEMIN』をリリース
SHINeeのテミンが日本では初となるフルアルバム『TAEMIN』を11月28日にリリースする。これまで日本でリリースされたミニアルバムのリード曲や、韓国での活動曲の日本語バージョン、そして、9月から行われている自身初の全国ツアー『TAEMIN Japan 1st TOUR ~SIRIUS~』でもすでに披露されている新曲を含む、全12曲を収録。
(取材・文/瀧本幸恵)
お客さんと共感できることを意識しながらステージもアルバムも作った
――現在、自身初の全国ツアー『TAEMIN Japan 1st TOUR ~SIRIUS~』中ですが、日本武道館で行われた初めてのソロステージ『TAEMIN THE 1st STAGE 日本武道館』とも、韓国での公演を日本でも行われた『TAEMIN ‘OFF-SICK(on track)’ in JAPAN』とも違い、また新しいテミンさんが見れている気がしています。

テミン:たしかにそうですね。まず韓国で出している作品と、日本で出している作品とに違いがあると思います。どちらも“テミンらしさを見せる”ということは同じなんですけど、音楽性が少し違います。日本ではアジアンテイストな雰囲気があるものをやっていますが、韓国ではポップなものが多いので、その違いがコンサートにも出ていたかなと。やっぱり曲の雰囲気に合わせて衣装や演出を作るので。そして、武道館と今回の“SIRIUS”だと、武道館は時間も短かったし、僕だけを見せる公演でしたけど、“SIRIUS”は僕だけを見せていたらお客さんも疲れてしまうかもしれないじゃないですか(笑)。だから皆さんと一緒に作るステージというか、共感できるところがあったら絶対にいいと思って、そこを意識しながらアルバムもステージも作りました。とは言っても、武道館と“SIRIUS”は似ているところもあると思います。例えば、武道館では「I'm Crying」という曲を単に歌うだけでなく、周りのパフォーマンスと一緒に見せたんですけど、“SIRIUS”でも「Better Man」というゆったりとした曲ではダンサーの皆さんがパフォーマンスをしてくれたり。

――今、お客さんと共感できることを意識しながらステージもアルバムも作ったとおっしゃっていましたが、日本での初となるフルアルバム『TAEMIN』は、“SIRIUS”ツアーで見せたい曲を選んだ感じなんですか?
テミン:そうですね。新曲はほとんどステージの上を想像しながら選びました。

――それでは、新曲6曲を、それぞれどんな想いを持って選んだか教えてもらえますか?
テミン:アルバムの1曲目になっている「ECLIPSE」は激しさがある曲ですね。その激しさとパフォーマンスがリンクしたらカッコいいかなって思って選びました。歌詞の感じからパフォーマンスは狼をシンボルにしたらいいんじゃないかと思って、そんな風に相談しながら振り付けも作ってもらいました。そしてさっきお話した「Better Man」という曲は、ポップでちょっとおしゃれな感じのする曲で、ステージでパフォーマンスしてみるとさらに良く感じました。ピアノの上で歌っている僕と、その周りでパフォーマンスしてくれているダンサーの皆さんとで、一つの世界観を見せられる曲だなって思っています。レコーディングをしたときは、この曲のポップな雰囲気を出そうと思って歌いましたけど、ステージの上でそのままやったらつまらないんじゃないかと思って、いろんなチャレンジをしたんです。曲の雰囲気から舞踊的な振りにしたらカッコいいんじゃないかと思って、それを(今回のツアーの舞台演出を務める、仲宗根)梨乃さんに伝えたら、僕が思っていたよりももっとカッコよくしてくれました。
――アルバム2曲目の「Into The Rhythm」は?
テミン:今回の新曲の中で、一番最初に選んだ曲です。ポップなジャンルの曲ですけど、ただもう僕が気に入って、「これやりたい!」って言いました。
――【インタビュー後編】テミン(SHINee)今まで見せたことのない、新しい姿をまた見せたい