
――【テミン(SHINee)】インタビュー前編より
今は次にやりたいことが出てくるのを自然に任せて待っているところ
――ちょっとラテンなリズムも感じる「MARS」は?
テミン:これはホントにコンサートでお客さんと一緒に歌いたい曲です。そう思って選びました。
――まだ一緒に歌ってくれるまでは行ってないと。
テミン:リリース前ですし、歌詞を全部覚えるには時間が短かったから。今は皆さん、楽しそうな顔で僕を見てくれていますけど、いつかはその楽しい笑顔で歌ってくれたら嬉しいです。
――アリーナ公演では歌ってくれるかも知れないですよ?
テミン:少しは歌ってくださるかなって想像はしてますけど、あんまり期待しちゃうと(笑)。

――そんなツアーのラストで披露しているのが「HOLY WATER」です。気持ちが鼓舞されるような、カッコいい曲ですよね。
テミン:これは選んだときからコンサートの最後にやったらいいなって思っていました。あの繰り返すサビのメロディと、ファンの皆さんのエネルギーと、僕のエネルギーが合わされば、ホントに素晴らしい曲になるんじゃないかって。

――テミンさんの歌声の振り幅があるのも聴きどころだなと思いました。
テミン:前半は僕にとってかなり低いキーで、こういう低い曲は珍しいのでレコーディングのときはそこがちょっと難しかったです。でも途中から急に高くなりますよね。その違いが魅力的でもあるって思っています。
――そして、リード曲になっている「Under My Skin」。
テミン:まず初めて聴いたときからメロディがすごく気に入りました。そして、僕が辛かったときの気持ちを、曲としてファンの皆さんにお伝えしたいとずっと思っていて……僕が辛かったときの僕の光はファンの皆さんだったということを、ちゃんと音楽で伝えたいし、その感謝を表現したかったんです。それが今のタイミングで、このアルバムになったらいいなって思っていたときにこの曲を聴いて、雰囲気が合うと感じました。実は最初は少し今とは曲の雰囲気が違っていたんですけど、今の歌詞に合わせてアレンジを変えました。
――どんな風に変わったんですか?
テミン:激しさが出たと思います。
――そんな風に最初のデモから曲が変わることも多いんですか?
テミン:そうですね。まず最初から自分に似合う曲を選んで、スタッフと一緒に相談しながら作って行きますけど、自分っていう人は、自分がちゃんと知っているから、曲に対しても自分の意見を言うタイプです。そして、それを受けて変えていただけることにはもちろん感謝をしていますけど、自分が言うということで責任が出てきますし、それなりのプレッシャーも受けながらやっています。
――アルバムをリリースするとツアーも終えてひと段落つきますが、次にやりたいことはもうあったりしますか?
テミン:音楽もパフォーマンスも、今まで見せたことのない、新しい姿をまた見せたいですね。ただ、次は絶対にこれをやりたい、っていうはっきりとしたものはまだないです。いろいろ悩んではいますけど、細かいところまでの想像はできていないというか。僕はイメージを沸かせるためにわざと何かをするっていうタイプではなくて、自然に経験することからインスピレーションをもらうタイプなんです。だから今はそれが出てくるのを自然に任せて待っているところですね。
――【マイ旬】テミン(SHINee) 今ハマっているのは、刺激的なアレ