けんすうが予測する次の時代 もうすぐ「イヤホンつけっぱなし」が当たり前になる

漫画ファンの推薦レビュー投稿サイト『アル』など、話題のWebサービスを数々手がける「けんすう」こと古川健介さんが愛用するゼンハイザーのフルワイヤレスイヤホン『MOMENTUM True Wireless』。もともと「ひとつのモノをあまり長く使ったことがない」ながらも、このイヤホンはめずらしく使い続けているそう。リアルな感想とともに、日々のガジェット選びやサービスづくりへのこだわりを伺い、けんすうさんの予測する次の時代に迫りました。
けんすうが予測する次の時代 もうすぐ「イヤホンつけっぱなし」が当たり前になる


会議で長時間使用しても疲れない


――普段、イヤホンはどのような場面で使用することが多いですか?

けんすう 音楽を聴くのにも使用していますが、それは全体の半分くらい。残りはオーディオブックや動画視聴などですね。現在運営している『アル』では遠隔で参加するスタッフが多く、すべての会議をオンラインで行っているのですが、席上で会話をモニターするのに使用するとか、どちらかといえば音楽以外の用途が多いです。

――数あるイヤホンのうちで、MOMENTUMを選ばれた決め手は?

けんすう 『アル』の共同創業者が愛用していると聞いて、購入を決めました。彼は長らく音楽業界に身をおいていて、家にも高級なオーディオ機材を所有しているほど音響への造詣が深い人なのですが、『MOMENTUMはこれまでのイヤホンのなかで一番良い』と絶賛していたんです。彼が言うならば本物だろう、と。

――実際に使用されての感想はいかがですか?

けんすう 耳が疲れづらく、長時間使っていてストレスを感じないというのが一番大きいですね。オンライン会議で30分から1時間も話すと頭が痛くなってしまってものすごいストレスになっていたのですが、MOMENTUMを使うようになってからはそのような感覚を覚えることがなくなりました。
持ち運びや充電といった面においても隅々まで考慮されているのがいいですね。充電端子はUSB Type-C形式だから、他の機器で使用しているケーブルがそのまま使用できるのがうれしい。
あとは持ち運び用のケースですね。ポケットにケースごと入れて移動してもキズがつかない。イヤホン本体もスッと吸い込まれるように収納できるので、ストレスは一切感じません。
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──『MOMENTUM True Wireless』ではタッチパネル式のインターフェースを採用していますが、使い心地はいかがですか?

けんすう 同様のインターフェースを採用した他社製品を購入したこともあったのですが、うまく動作しないことが多かったんです。Bluetoothのペアリングがなかなかうまくいかなくて、ずっと片耳しか音が出なかったり……。
その点、MOMENTUMは基本的な動作がストレスなく行えるという点が魅力ですね。日常的に使用するうえでシームレスというのはとても重要な要素なので、そういった細かな部分においても高品質であるという面はとても信頼できます。
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使うたびに「満点だな」と思えなければ嫌


――日頃からガジェット選びに強いこだわりをお持ちというけんすうさんですが、どんなポイントを重要視されていますか?

けんすう 使うたびに「これ、めっちゃいいな』と思えることが大事ですね。もっと言えば、使うたびに「満点だな」と思えなければ嫌なんです。全体として高性能であっても、少しでも飽きが来てしまうと、もうダメ。いま使っているものは、そういった僕の哲学のなかを生き残ったものたちなんです(笑)。

――なかなかに厳しいハードル……。ほとんどのモノは基本、飽きてしまうのでは?

けんすう そうなんです(笑)。そうした背景もあって、ひとつのモノを使い続ける確率がものすごく低くて。
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どんな人でも、誰かの役に立てる情報を持っている


――けんすうさんの仕事に対するこだわりもぜひ教えてください。お気に入りの漫画に関する情報を投稿しあえるサービス『アル』をはじめ、生活の知恵が集まる情報サイト『nanapi』など、けんすうさんが携わってきたサービスには大きな共通点があるように思います。

けんすう 何かサービスを作るうえで共通させているのが、「どんな人であっても誰かしらの役に立てる情報を持っている」という考えですね。
大学生だった2000年代初頭に、予備校情報や受験勉強のハウツーを投稿できる『ミルクカフェ』という掲示板サービスを立ち上げたのですが、ごくごく普通の高校生が投稿した「こういう勉強法を実践したらとてもよかった」という情報がきっかけになって、それを見た人が志望校に合格できた、という出来事があったんです。まだインターネットがそこまで広く浸透していなかった時期でしたが、これまで身内レベルにとどまっていたハウツーが社会に影響を与えようになった、ということのインパクトがとても大きかった。
その後の『nanapi』も、「みんなが持っているハウツーを出し合ったら、人の生活を変えることができるのでは」という思いから立ち上げました。
どんな小さな個人であっても、人の人生を良くすることができると信じているんですよね。現在仕事をするうえでも、このことは大きなテーマとして掲げ続けています。
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もうすぐイヤホンは「つけっぱなし」が当たり前の時代になる


――もし、けんすうさんが『MOMENTUM True Wireless』の愛用者向けにコミュニティやサービスを作るとしたら、どんなものを作ってみたいですか?

けんすう “同じイヤホン”を使っている人同士で一体感を楽しめる場や仕掛けがあるといいですね。
実際、僕の身の回りにもMOMENTUMの愛用者が多いんですよ。でもイヤホンで音を聴くという体験はきわめてパーソナルなものだから、横のつながりができにくくて。楽しんでいる人はたくさんいるのに、そうした人たちがつながっていないのはもったいないなぁと思うんです。
ライカのカメラを持った人は、世界中どこを旅しても『あ、ライカじゃん!』と声をかけられて、コミュニケーションが始まると聞いたことがあります。同じようなことを、イヤホンでも実現してみたいですね。

――仮の話として伺いましたが、プロにも愛用者の多いゼンハイザーであれば、熱心なファンのコミュニティが作れそうですね。

けんすう 音楽は強制的に人間の感情をコントロールできるツールなのだそうです。そこと紐付いているのがイヤホンの面白いところなので、ゼンハイザーさんが音によるコミュニティを形成したら強烈そうですよね。
お客さんはみんな、もっとお金を払いたいんですよ。もし、このイヤホンだからこそ楽しめるコンテンツが月額1,000円で提供されているとしたら、僕はめっちゃ払いたいですね(笑)。
たとえば音楽フェスの会場でMOMENTUMが一種のステージパスとして機能したり、MOMENTUMを持っている人だけが楽しめるラジオがあったり……。このイヤホンをつけることで入れるコミュニティサービスがあったら面白いなぁ、と思います。

――これまでパーソナルなものであったイヤホン体験も、これからは「人の生活を変えるもの」に進化していくのでしょうか。

けんすう Web業界では、『次は“耳の時代だ”』と言われています。すでに視覚的なアテンションは出し尽くされた感がある。そこで、より親密な気分を感じやすい聴覚的なアテンションがふたたび注目されているんです。
個人的な感覚ではありますが、イヤホンを使って講演の音声を聞いたり、オーディオブックなどで『ビジネス書を“聴く”』人がすごく増えているように思います。もはやイヤホンは音楽だけに限らず、ビジネスユースの分野でも意識的に使われだしている。
あと5年から10年もすれば、イヤホンは常に耳に付けているのが当たり前の時代になっているんじゃないでしょうか。それにあわせて、新たな楽しみ方を提案するプラットフォームを作っていけたら楽しそうですね!
(取材・文:天谷窓大 撮影:稲澤朝博)

MOMENTUM True Wirelessとは

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ゼンハイザーが送り出すフルワイヤレスイヤホン。音響・放送といった耳に厳しいプロの現場で支持されつづけてきた圧倒的な高音質は、音楽以外の用途にも抜群の性能を発揮します。詳しい商品情報はMOMENTUM True Wireless公式ウェブサイトをご覧ください。
MOMENTUM True Wirelessが気になった方はこちら
【提供:ゼンハイザージャパン

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