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長引くコロナ禍の自粛生活、体調にも様々な変化が。そんな中伊藤園が第3回目となる『伊藤園健康フォーラム』を開催した。そして、本日6月4日から10日は「歯と口の健康週間」。お口の健康と茶カテキンの関係について、『伊藤園健康フォーラム』に登壇した、東京大学大学院医学系研究科 イートロス医学講座 米永一理特任准教授に特別インタビューも実施した。

コロナ禍における「新・生活習慣病」対策に茶カテキンを
お茶を通じて、“豊かに生きる”社会の実現を目指す伊藤園が主催

茶カテキン研究最前線! 様々な分野の専門家が茶カテキンの効用に注目

今回のテーマは「お茶で人生100年時代を豊かに生きる知恵~茶カテキン研究最前線~」。茶カテキン研究の専門家による基調講演とパネルディスカッションを通して、それぞれの専門分野における茶カテキンの有効性と可能性が紹介された。

まずは、伊藤園中央研究所衣笠仁所長より、「緑茶と健康」についての話があった。同研究所では、お茶を科学し「健康と安心」をお客様に届け「おいしさと楽しさ」を世界に広めるべく、「健康」「安心」「おいしさ」「楽しさ」に焦点を当てて研究をしている。

なかでも「健康」に関する研究に特に注力しており、緑茶のカテキン・テアニン摂取により、インフルエンザ予防の効果があることや、「食べすぎ」「寝不足」「ストレス」などが大きな要因となる、「生活習慣病」への対応に緑茶が効果的であることを明らかにした。

コロナ禍における「新・生活習慣病」対策に茶カテキンを
株式会社伊藤園 中央研究所 所長 衣笠 仁

マスク、手洗いに通じる“お茶”の公衆衛生学的使い方

緑茶・ほうじ茶・紅茶などに含まれる茶カテキンには、抗酸化作用、抗菌、消臭の効用があることが広く知られている。

免疫学の専門家・松田 修教授(京都府立医科大学大学院医学研究科)は、「まだ試験管での実験段階ではある」と前置きしながらも、「茶カテキンが人の唾液中にある新型コロナウイルスの感染力を抑制することがわかっています。そのため、人が多い環境に行く前や食事の前にお茶を飲み、唾液の中のウイルスが減ることにより、感染者が他の人にウイルスを拡散することを抑制するのではないかと考えています」と、お茶を飲むことが、マスク&手洗いに通じる公衆衛生面でのウイルス拡散予防になるのではないかとの見解を述べた。<京都府立医科大学大学院医学研究科 免疫学 松田 修教授> 

コロナ禍における「新・生活習慣病」対策に茶カテキンを
京都府立医科大学大学院医学研究科 免疫学 松田修教授

コロナ禍における「新・生活習慣病」対策に茶カテキンを
松田 修教授は「他人にウイルスを移さないことを目的としてお茶を飲む」という公衆衛生学的な茶カテキンの利用法を講義

「新・生活習慣病」対策にお茶を

さらに、長期化する外出自粛生活のさまざまな体調の変化にも、お茶は大きな助けとなるようだ。例えばコミュニケーション不足による認知機能の低下が目立つ高齢者には、認知機能対策として茶カテキンの摂取が有益であるという。予防の知見からは1日2杯以上のお茶を飲むことが推奨されている。<医療法人社団TLC医療会ブレインケアクリニック 今野裕之名誉院長>

コロナ禍における「新・生活習慣病」対策に茶カテキンを
医療法人社団TLC医療会ブレインケアクリニック 今野裕之名誉院長

一方、現役世代は体内リズムの乱れやストレスが原因のコロナ太りにはじまり、血糖値や血圧の上昇という健康面の不安を感じる人が増えている。それにもお茶の飲用がかなり効果的。

お茶に含まれる、リラックス効果があることで知られるテアニンストレスによる過食防止が期待されるため、結果的に血糖値や血圧の上昇を抑制してくれる。<みやま市工藤内科 工藤孝文院長>
 
コロナ禍における「新・生活習慣病」対策に茶カテキンを
みやま市工藤内科 工藤孝文院長

歯と口の健康週間に知っておきたい口腔内の健康と茶カテキン

日本でも稀有な歯科医師と内科医師、異なる二つの資格を持つ東京大学大学院医学系研究科の米永一理特任准教授(イートロス医学講座)によると、口腔内の健康と茶カテキンは、切っても切り離せないものがあるという。

「人間の三大欲求の中で、唯一介助が必要になるのが『食欲』であり、食べられないことは人間にとって大きな苦痛となります。これらの状態が続くことを『イートロス』と呼びます。『イートロス』になると低栄養になり、カヘキシア(骨と皮だけの状態になるようなこと)になり、最悪死に至ることもあります。こういった観点から口腔内の健康を保つことは非常に重要であると考えています」(米永氏)

コロナ禍における「新・生活習慣病」対策に茶カテキンを
東京大学大学院医学系研究科 イートロス医学講座 米永一理特任准教授

口腔内には驚くほどの生菌がいる。その数、歯垢1グラムあたり約1000億個。排泄物が1グラムあたり約100個であることを考えると、とんでもない数である。それらが口の中で悪さをすれば虫歯歯周病を招き、血管内で悪さをすれば動脈硬化の引き金になり、それがひいては心筋梗塞脳梗塞のきっかけになる場合もある。つまりは「病は気から」ならぬ、「病は口腔から」とも言えるわけである。

「口臭抑制効果があるとされている茶カテキンで口腔内を健康に保ちながら、 体内においても様々な効果が期待されているため、お茶は『イートロス(対策)飲料』として提示していくべきものだと考えています。イートロスを克服し、健やかに、穏やかに人生を全うできる、そんな世の中を目指しています」(米永氏)

コロナ禍における「新・生活習慣病」対策に茶カテキンを

長引く自粛生活を乗り切る、お茶の新しい飲み方「含み飲み」とは

本フォーラムで、お口と健康の重要な関わりについて講義した米永氏に、さらに話を伺った。

歯垢1グラムあたり約1000億個の生菌がいるという恐ろしいまでの口腔内の状況であるが、内臓のメンテナンスなどに比べると、場所が口の中だけに自分でもケアしやすいのが利点。歯磨きはもちろんとして、それだけでは口腔内の菌を減らすにも限界があるので、そこは抗菌効果のあるものの併用がのぞましい。

そこで積極的に利用したいのが、やはりお茶。なかでもお勧めしたいのが、お茶の「含み飲み」お茶を数秒ほど口に含んで口腔内にいきわたらせてから飲み込むだけで、茶カテキン効用菌の増殖力がかなり抑えられる

お茶の濃さや種類はあまり気にしなくてもいいそうで、ペットボトルのお茶でも十分効果が期待できる。ちなみに胃の中は強酸状態のため菌も死滅してしまうので、口に含んだお茶を飲んでもまったく問題はない。

コロナ禍における「新・生活習慣病」対策に茶カテキンを
「口腔ケアとお茶」についてお話してくださった米永一理特任准教授

全身の健康はお口から

また、含み飲みには口臭予防の効果もある。茶カテキンの消臭効果をより有用に利用するには、口腔内にお茶をいきわたらせる含み飲みがいちばん。ただし、飲んで30分以上経つと消臭効果も薄れてくるとのことなので、人と話をする直前にひと含み飲み、話し始めてしばらくしたら、またひと含み飲み、というチビダラ飲みが効果的だ。

実はこのチビダラ飲み、免疫力にも関係している。身体の外から入ってくる悪いものの8割は喉にある扁桃リンパで認知されるのだが、扁桃リンパは乾いているとウイルスや菌を認知できなくなる。したがってそこを湿らせるためには、口腔内の湿度というものが非常に重要になってくる。よく就寝時に鼻が詰まって口呼吸をすると、起きたときになんとなく風邪っぽいというのは、どうやらそのせいなのだそう。余談だが、新型コロナ感染防止に室内の湿度をあげることが大事だといわれたのも、口腔内の保湿が第一目的だったという。

「お茶の含み飲みはいつでもどこできる、最も簡単な口腔内ケアです。特にこのコロナ禍においては公衆衛生面からも、予防面からも日常生活に取り入れていただきたいと思います。全身の健康はお口から、といっても過言ではないので、これを機に口腔ケアへの感心が高まってくれることを願っています」(米永氏)

コロナ禍における「新・生活習慣病」対策に茶カテキンを
「病は口腔から」。米永一理特任准教授は口腔ケアにお茶の「含み飲み」を推奨する

「お茶で人生100年時代を豊かに生きる知恵~茶カテキン研究最前線~」と題して開催された今回の『第3回 伊藤園健康フォーラム』。伊藤園の公式YouTubeチャンネルでアーカイブが配信されているので、ぜひご覧いただきたい。


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