
長引くコロナ禍、新しい医療の在り方として注目を集めているのがオンライン診療だ。 2020年4月には初診からオンライン診療が解禁され、需要はますます高まっている。
AGA治療においてもオンライン診療への対応がなされている。AGAとは、男性型脱毛症のこと。成人男性に見られる進行性の抜け毛や薄毛の症状で、発症すると時間の経過と共に症状が進むため、AGA治療を施さない限りその進行を食い止めることはできない。そのため、できる限り早い段階で、病院で医師の診察および治療を受けることが推奨されている。
「AGA相談の銀クリ」のテレビCMで知られる銀座総合美容クリニックも初診からのオンライン診療を導入しているが、対面診療との使い分けが重要だと話す。2008年の開院以降、185万人もの対面治療を行う銀クリに、オンライン診療の在り方について訊く。
オンライン診療の今

オンライン診療が新型コロナの感染拡大と関連づけられて注目を集めるようになったのはたしかだが、「遠隔診療」が医療の地域格差を解消する取り組みとして認可されたのは1997年。2018年にはオンライン診療と名を変え、保険診療において正式に実施できるようになった。しかし、この時は厳しい条件が課せられたこともあり、広く浸透するには至らなかった。
風向きが変わったのは2020年4月、新型コロナの感染リスクを抑えるため、厚生労働省が 「オンライン診療を初診から認める」とルール改正したことだ。当初はあくまでも時限的・特例的な対応であったが、コロナ禍の長期化に伴い、恒久化される方針が政府によって示されている。
オンライン診療は、急性期ではなく慢性期の病気、比較的長い期間通院を要する疾患に向いていると言われる。通院の負担を軽減し、患者自身のモチベーションを保つことで、治療の継続に繋がることとなる。
利便性が注目される一方、オンライン診療には「すべてがカメラ越し、画面越し」という限界もある。リアルタイムに問診はできても、患部に直接触れる処置や検査はできないし、視診で対面による診察と同じ量の情報が得られるとも限らない。
AGA治療とオンライン診療

オンライン診療解禁の流れは、保険外診療のAGA(男性型脱毛症)治療クリニックにも影響を与えている。業界最大手の銀座総合美容クリニックも初診からのオンライン診療を導入したが、対面診療との使い分けが重要だと訴える。
「AGA治療における最初の半年は症状をしっかりと経過確認することが必要な、月に一回はしっかりと診たい時期で、対面診療が望ましい。ただ、AGA治療は1〜2週間という短期間で終わる治療ではないので、治療が始まってある程度落ち着いてからはオンライン診療に切り替えて続けていくことにも価値があるでしょう」(銀クリ)
他の病気と同様、AGA治療で結果を出すには治療を途中で投げ出さず続けていくことが重要だ。
「せっかく続けてきて効果も出始めている治療を、通院の負担が理由で続けられなくなってしまうのなら、オンライン診療を上手に利用するのも一つの方法とは言えるでしょう」(銀クリ)
もちろんオンライン診療であっても、対面診療同様にしっかりと診ることに変わりはないが、銀クリは対面診療の重要性に関しては譲らない。それは医療従事者としての責任感の現れでもある。
銀クリの運営理念

銀クリは2008年に東京・新橋に開院して以来、対面治療で185万人の治療を行ってきた業界のトップランナーだ。その実績の裏には「常に患者さん目線でのクリニック運営」「満足度のより高いAGAクリニックを目指す」という運営理念が存在する。
かつて美容医療業界では、自由診療であるがゆえに契約トラブルや高額請求があとを絶たない時代があった。そんな中、銀クリはホームページ上で治療にかかる金額を完全にオープンにして、金銭面での不安を払拭。リーズナブルな治療費設定は「自由診療=高価」というイメージからかけ離れたものだ。
また、クリニックで過ごす時間の心地良さが満足度の高さに比例することを認識しており、医療機関としての質の高い接客・接遇を心がけているという。そうしたきめ細やかな心配りと、患者目線からのあらゆる不安を解消しようとする姿勢が満足度の高い治療体験につながり、185万人という数字に結実しているのだろう。
AGA治療について

銀クリによれば、AGAは進行性の病気で、症状が出てから治療を開始するのが早ければ早いほど改善しやすく、時間が経つほど治療しても効果が出にくくなってくるという。
AGAの治療には、主にミノキシジルとフィナステリドという2種類の治療薬が併用される。ミノキシジルは、成長因子の分泌をうながすことで髪を強く生やすことができる。フィナステリドは、髪にとっての悪玉男性ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)をブロックすることで脱毛の進行にストップをかける薬だ。AGA治療は、基本的にこれらの治療薬を中心に進められ、その意味では極めてシンプルだ。しかし、実際の治療はそれほどシンプルなものではない。
それぞれの症状にあった薬の濃度調整、適切な投与のタイミングの設定など、最大限の効果を出すにはきめ細やかな治療計画が必須だ。さらに、ミノキシジルはもともと高血圧の治療薬、フィナステリドは前立腺肥大の治療薬として開発された薬で、それぞれ副作用のために体に負担がかかる可能性が否定できない。そのため、問診、体調のチェック、採血による肝機能、腎機能の検査などを行い、問題がないことを確認した上で薬を処方される。ただ、薬だけ出しておしまい、というわけにはいかないのだ。シンプルな治療だからこそ、それだけ綿密な治療が重要と言えるだろう。
また、定期的な受診による経過観察で、発毛状況をつぶさに見ることも重要だ。治療開始から半年以内は毛量の変化が大きく、3ヶ月目ぐらいまでは反応がなかったり、抜け毛が増える時期があったりもする。本人の自覚だけでは頭髪の増減はわかりにくいので、医師が写真を撮り、客観的に治療の成果が出ていることが確認できれば、治療を続ける励みになるだろう。
クリニックでの対面診療を重視する銀クリのスタンスは、その最近の動きからも伺える。そのひとつが今年7月に大阪院を開設したこと。関西圏から通院しやすくなったことで、東京院と同等の質の高いAGA治療を大阪で受けられるようになった。
また、5月には治療価格を改定し、初月価格が1000円(税込/初診料、カウンセリング、内服薬が含まれる)となった。そこには「まずクリニックに来院してもらい、質の高いAGA治療とはどういったものかを見て、聞いて、感じてほしい」という思いが込められている。
オンライン診療は、多忙な現代人にとって必要以上に魅力的な響きを持っている。しかし医療従事者がそこに便乗して安易に利便性ばかりを売りに利潤を追い求めることは、医療全般の質の低下にもつながりかねない。医院を選択することができる患者は、対面とオンライン両方の利点と弱点を吟味し、自らにとってのQOL向上につなげていきたい。
■銀座総合美容クリニック 東京院
住所:東京都港区新橋1-9-5 KDX新橋駅前ビル 4・5F
診療時間:月・火・木・金・土 11:00~20:00、日曜・祝日 11:00~19:00
休診日:水曜日
※完全予約制
フリーダイヤル:0120-972-335
公式サイト:https://www.gincli.jp/
住所:東京都港区新橋1-9-5 KDX新橋駅前ビル 4・5F
診療時間:月・火・木・金・土 11:00~20:00、日曜・祝日 11:00~19:00
休診日:水曜日
※完全予約制
フリーダイヤル:0120-972-335
公式サイト:https://www.gincli.jp/
■銀座総合美容クリニック 大阪院
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-4-20 桜橋IMビル15F
診療時間:月・火・木・金・土 11:00~20:00、日曜・祝日 11:00~19:00
休診日:水曜日
※完全予約制
フリーダイヤル:0120-972-335
公式サイト:https://www.gincli.jp/
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-4-20 桜橋IMビル15F
診療時間:月・火・木・金・土 11:00~20:00、日曜・祝日 11:00~19:00
休診日:水曜日
※完全予約制
フリーダイヤル:0120-972-335
公式サイト:https://www.gincli.jp/
銀クリにAGA相談する<公式サイトはこちら>
PR:銀座総合美容クリニック