




うつの改善には、誰かとのコミュニケーションが大事なんだってことにこの時の母は気付いていたみたいです。
自身もそうだったように、トシヤ君やツヨシ君も話しかける前に比べるとかなり明るく元気になっていたそうです。
…で、談話室の奥のソファでポツンと1人、音楽を聴いていた若い女性を見た母。「この子も話しかけたら救えるかもしれない」と、母は考えてたのかしれませんね。母いわく無意識に話しかけてたみたいですが…。
ちなみに女性が聴いているのはポータブルCDプレイヤーです。これ、当時(この物語は2003年秋頃です)持ってる人多かったんじゃないでしょうか。