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選定療養制度とは? 先発・後発医薬品の違いを理解して自分に合った薬を選ぼう

「この薬、いつもと違う?」
同じ病院で処方された薬が変わっていた――そんな経験はありませんか? 2024年10月に「選定療養制度」が改正され、選定療養制度対象の先発医薬品を希望する際に、場合によっては特別料金がかかることになりました。そのため、追加の費用を避けようと後発医薬品(ジェネリック)を選んでいる人も多いかもしれません。
ただし、後発医薬品(ジェネリック)は有効成分の含有量こそ同じでも、まったく同じ薬ではありません。薬を選ぶ時は、医師に相談しながら違いをきちんと理解し、自分に合った納得の選択をすることが大切です。
本記事では、「選定療養制度」の仕組みや、薬選びで知っておきたいポイントについて、Alohaさおり自由が丘クリニックの藤堂紗織院長に伺います。

選定療養制度って?

選定療養制度とは? 先発・後発医薬品の違いを理解して自分に合った薬を選ぼう

お話をお聞きしたのは…

藤堂紗織さん<Alohaさおり自由が丘クリニック院長>




平成15年:日本医科大学 卒業
平成16年:日本医科大学附属武蔵小杉病院 研修医/内科 専修医
平成21年~31年:善仁会丸子クリニック 院長勤務
令和元年5月~:Alohaさおり自由が丘クリニック 院長

選定療養制度とは、保険適用の医療サービスと併せて、追加費用を支払うことで保険適用外の医療サービスも受けられる制度です。差額ベッド代や先進医療、200床以上の大病院での初診なども、この制度に含まれます。今回は、処方される薬剤に関する内容を掘り下げていきます。
「先発医薬品と後発医薬品(ジェネリック)」について、同じ成分の薬と認識している人は多いかもしれませんが、実際には多少の違いがあります。そこで、その違いをわかりやすく解説していきます。

\突然ですが、ここでクイズです!/

■第1問■
「後発医薬品は、先発医薬品とまったく同じ効果で、使用感や副作用にも違いはない」

◯か×で答えて!




A子ママ
値段や名前が違うだけで、使用感や副作用に違いはないと思います! なので……答えは「◯」!

選定療養制度とは? 先発・後発医薬品の違いを理解して自分に合った薬を選ぼう



藤堂
正解は「×」! 特に外用薬(塗り薬)は、主剤と基剤で構成されており、添加物の含有量や製造方法は開示されていないため、製品ごとに使用感に差が生じる場合があります。使用感そのものは効果に直接影響しませんが、個人差により適正な量が使用されなかったり、途中で使用をやめてしまうと、本来の効果が十分に発揮されなくなる可能性があります。不安や心配がある場合は、しっかりと医師に相談して決めましょう。


■第2問■
「選定療養制度は先発医薬品の値上げを目的とした制度で、すべての患者さんが追加料金を支払う必要がある」

◯? それとも、×?




A子ママ
薬局ではジェネリックを勧められることが多いし、やっぱり値上げが目的なのでは……? 物価高がうらめしい! 答えは「◯」!

選定療養制度とは? 先発・後発医薬品の違いを理解して自分に合った薬を選ぼう



藤堂
正解は「×」! 選定療養制度は保険財政の負担を抑えるために導入されたもので、医療機関や製薬メーカーの利益を増やすものではありません。「医療上の必要性が認められる場合」(※1)「後発医薬品の在庫状況を踏まえ、後発医薬品を提供することが困難な場合」(※2)は追加料金が不要になります。

(※1)「医療上の必要があると認められる場合」
(1) 薬事上承認された効能・効果に差異がある
先発医薬品と後発医薬品で効能・効果に違いがあり、先発医薬品の処方が必要であると医師が判断した場合
(2) 安全性や有効性に問題がある
患者さんが後発医薬品を使用した際に副作用が出る、先発医薬品との間で治療効果に差があった、他の薬との飲み合わせで問題が起きるなど、安全性の観点から先発医薬品の処方が必要であると医師が判断した場合
(3) 学会のガイドラインで定められている
学会のガイドラインで、先発医薬品が処方されている患者さんは後発医薬品に切り替えないことが推奨されており、現在の服薬状況から先発医薬品の処方が必要であると医師が判断した場合
(4) 剤形などの理由で後発医薬品が適さない
後発医薬品が飲みにくい、または湿気に弱い薬で一包化が難しいなど、剤形の違いにより先発医薬品の処方が必要であると医師が判断した場合

(※2)「後発医薬品の在庫状況等を踏まえ、後発医薬品を提供することが困難な場合」
後発医薬品の提供が困難であり、先発医薬品を調剤せざるを得ない場合には、患者さんが希望して先発医薬品を選択したことにはならないので追加料金はかからない

医師と相談して、長く安心して使える薬を選ぼう!

選定療養制度とは? 先発・後発医薬品の違いを理解して自分に合った薬を選ぼう



藤堂
医療上の必要性が認められない場合でも、「使用感が好み」「これまでと同じ薬を使い続けたい」といった希望があれば、追加料金を負担することで先発医薬品を処方してもらうことができます。遠慮せず、気軽に医師に相談してみましょう。先発医薬品と後発医薬品は単に使い分けるものではなく、大切なのは、自分や子どもに合った薬を、医師とよく話し合ったうえで選ぶことです。



A子ママ
藤堂さん、とてもよくわかりました! 後発医薬品で費用を抑えるだけでなく、薬を変えて少しでも違和感があれば、迷わず医師に相談することが大切なのですね。



藤堂
そうですね。たとえ大きな問題がなくても、医師と相談しながら、安心して長く使える薬を選ぶことが大切です。



A子ママ
なるほど、ありがとうございます!


皮膚科学に特化したリーディングカンパニー「マルホ」

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「赤ちゃんから大人まで、みんなの大切な肌のために、

それが「マルホ」です。」

選定療養制度とは? 先発・後発医薬品の違いを理解して自分に合った薬を選ぼう
(※3)Copyright©2025 IQVIA.
IQVIA JPM 2023年4月~2024年3月(薬価ベース)をもとに自社分析 無断転載禁止

外用剤:軟膏、液、クリーム、ローション、ゲル、スプレー、外用泡剤


1915年創業のマルホ株式会社は、皮膚科学に特化した製薬企業です。皮膚疾患医療用外用剤(塗り薬)で国内シェア1位を誇り、独自のノウハウを有しています。また、研究開発から製造、営業活動までを一貫して手がける製品もラインナップしており、皮膚疾患に悩む患者さんへの貢献を使命としています。

選定療養制度とは? 先発・後発医薬品の違いを理解して自分に合った薬を選ぼう

■ 品質を守るために、材料選びから徹底追求
塗り薬は、使用する材料によって製品の安定性や塗り心地が大きく変わります。マルホは、徹底した検討を重ね、最適な品質のものを選び抜いています。そのこだわりは、時には仕入れ先の品質管理体制にまで及ぶほどです。

■ 徹底した管理と資格制度で安心の製造体制
マルホでは、製造に関わる600以上の工程に対して社内資格制度を設け、それぞれの資格を取得したスタッフが丁寧に作業を行っています。また、細かな点にも常に改善を重ね、ミスを防ぐための体制を築いています。

■ 使いやすさへのこだわり、細部まで
マルホは、患者さんの負担を少しでも減らすため、患者さんの目線に立ち、塗り心地まで社内評価を行っています。容器についても、「小さな手でも持ちやすいか?」「フタをなくす心配はないか?」といった視点から、多様な患者さんを思い浮かべながら試作容器のブラッシュアップを繰り返しています。

■ 生産力と品質で支える安心供給
マルホは、確かな品質の製品を安定的に供給するため、1972年の彦根工場竣工以来、生産拠点と体制の強化に注力してきました。現在も、徹底した品質管理のもと、グループ企業を含む国内4工場体制で外用剤を生産しています。国内トップクラスの生産力で、安心・安全な供給を実現し、患者さんのQOL向上に貢献しています。

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