料理教室に通っても、私は“上手になった”実感が持てなかった。
でも、それでも諦めたくなくて。
勇気を出して、夫に久しぶりに料理を振る舞った。
返ってきたのは、たったひと言だった。

料理教室で何度も練習したレシピ
“鶏肉のマスタードクリーム煮”を、ついに夫に出す日が来た。

失敗もしたし、焦がした日もあったけど。
やっと「これなら…!」と思えたから、少しだけ期待していた。

「どう?」と聞くと、遼は少し笑って言った。


【漫画】私の手料理に夫から欲しかったのはそんな言葉じゃない【料理上手の夫に嫁が嫉妬 Vol.7】


私の中で何かが弾けた。
「頑張ったね」じゃない。
「美味しいよ」でもない。
“俺のレシピでやった方がいい”って、まるで私の努力を一瞬で踏みつぶすみたいな言葉。

笑顔を浮かべたまま、心の中で叫んでいた。
「は? 教えて“あげる”?…誰も聞いてないんだけど」

でも口に出せない私は、また黙って笑うしかなかった。