「例の帳簿、処分済み」
「LINEは見られてるかも。でも、今さら止まれない」
「もう一手、打つわ。女の子たちは全部こっちで囲う」
私はしばらく、画面から目を離せなかった。
証拠を突きつけられても、監視されていると気づいても、
Aは、まだ“逆襲できる”と信じていた。
「ありがとう、遥さん」
そう告げた私に、遥はうなずくだけだった。
でもその瞳には、“線を越えた人を見た者”の静かな覚悟があった。
敵はもう、敵らしくなってきていた。
でも崩れ落ちる音は、これからだった。

※本記事は一部生成系AIを利用しています。