あれから数日が経ち、私の中の疑問が大きくなっていった。
この部屋で、私の知らない“何か”が過去にあったのでは?
調べずにはいられなかった。
あの映像を見てから、私は毎晩ベッドの下を確認してから寝るようになった。
鍵も2重に確認し、エアコンや換気口の音すら神経に障った。
でも、どこかで確信していた。
これは“偶然”なんかじゃない。
私は再び管理会社に連絡し、「この部屋の過去」を聞いてみた。
契約時には何も言われていなかったけど、気になって仕方なかった。
すると、電話越しの担当者が一瞬だけ沈黙した後、こう言った。
半年?
たった半年でタワマンを出るなんて、普通じゃない。
私はもっと詳しく知りたくなり、管理会社を直接訪ねた。