
手にスマホを握りしめて、
画面には、彼との“最初のDM”が表示されていた。
「君に会えてよかった」
私も、そう思ってるよ。
誰にも渡さない。
誰にも壊されない。
現実が嘘でも、この感情だけは、本物だった。
彼のことを思い出すたびに、
世界の音が遠くなっていく。
でも彼の声だけは、
どんどんはっきり聞こえるようになっていた。
「Aちゃん、ありがとう」
「見つけてくれて、嬉しいよ」
涙が出た。
でも、笑っていた。
心から笑っていた。
その夜、
建設現場から一人の男が姿を消したという情報が流れた。
だが、誰も顔を覚えていなかったという。
そして廃ビルの裏。
監視カメラに、ある“後ろ姿”が映っていた。
微笑みながら、こちらに向かってこう言った。
「…みぃつけたぁ」
※本記事は一部生成系AIを利用しています。