さだまさし、沖縄慰霊の日に思いを綴る「人を殺すことに正義などない」
さだまさしオフィシャルインスタグラム(@sada_masashi)より

シンガーソングライターのさだまさしが、6月23日の「沖縄慰霊の日」にあわせてインスタグラムを更新し、戦争と平和への深い思いを投稿した。

投稿は、さだの会員サイト「Mass@Mania(まさスレ)」からの全文を掲載する形で公開され、「あの戦争の末期に沖縄が焼かれた」「何の責任もない一般市民が、突然戦場となった故郷で、なす術もなく焼かれた」と、沖縄戦の惨禍に言及。
加害や被害という枠を超え、戦争の本質的な残酷さに目を向けるよう促した。

さらに、沖縄の平和祈念公園について「敵も味方もない、戦争に命を奪われた人たち全てを悼むという真心」に満ちていると記し、戦没者全員の名を刻むその姿勢に、切実な平和の願いを感じ取ったことを伝えている。

現代に目を向けると、アメリカによるイランへの爆撃の報道にも触れ、「一体僕たちは戦争をしない時代を作ることができる生き物なのだろうか」と自問。今の時代に求められるのは、善悪を超えた新たな価値基準だと示唆した。

そして最後に、「人を殺すことに正義などない。それだけは確かなことだと、僕は思っている」と強い言葉で締めくくり、反戦と平和への決意を明確にした。


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【参照元】
さだまさしオフィシャルインスタグラム
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